逆転無罪の事実認定 の商品レビュー

原田國男【著】

2022/11/13

無罪となった刑事裁判の事実認定を記載する。冤罪を作る警察や検察に対抗する砦の役割をきちんと果たしている。

2021/01/05

うーん、なんかこの方は変わった人なのだな。判決文はよく書くけど学術論文や一般向けの本は書いたことがないとかだろうか。

2012/12/30

著者が東京高裁時代に無罪判決を下した事件について、事実認定のポイントを回顧する、という貴重な作品。判決文も全文掲載されているので、刑事事実認定のテキストとしても有意義。地裁判決の杜撰さも浮き彫りになっている事件が多いだけに、複雑な気分にはなるが。。。

2012/11/21

読んでて何とも言えない気分になった一方、励みや参考にもなる。無実の人がこれだけ無罪になったのであれば喜ぶべきこと。この本の事実認定も確実に参考にしつつ、この職にある以上、事件は配転だから受け持った事件を誠実に扱うことね。
この本は確かに面白いけど、刑事裁判のルールの中で、この著者でさえ確実にこんな裁判ばかりじゃない。ただ、事実認定の正解の分からなさ、被告人の方が真実を知ってるっていう難しさの中で、等しくルールを適用する事が逆に？、正義なのかもしれない。