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整形前夜 の商品レビュー

4.1

47件のお客様レビュー

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2024/10/22

自己肯定感など持ち合わせていないのに他人の目が気になる。本好きの「ちょっと寄っていい?」は数分で終わるものではない。子供の「絶体絶命」はほんの些細なことでも「忘れもの」と「人生終わり、学校燃やす」がイコールになってしまうこと。見に覚えがあることばかり、共感。

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2024/08/21

穂村さんのエッセイは本当に面白い!この本は、いろいろなテーマが散りばめられているのでなおさら飽きない。   「生きる」ための言葉である詩を包み込むように沢山の「生き延びる」ための言葉たちがある このページは、何回か読んでやっと理解した。なんか深い!じわじわと染み込んできた。 ...

穂村さんのエッセイは本当に面白い!この本は、いろいろなテーマが散りばめられているのでなおさら飽きない。   「生きる」ための言葉である詩を包み込むように沢山の「生き延びる」ための言葉たちがある このページは、何回か読んでやっと理解した。なんか深い!じわじわと染み込んできた。 他にも古本屋巡りの話しには、いつもうなずいている自分がいる、京都の古本屋巡りなんか何日でも食事抜きで行きたい!

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2024/07/10

これまで各雑誌等で連載された文章を一冊にまとめたものなので、文量や内容についてほとんど統一されておらず、その分、著者のいろんな面を覗きみれたような気がします。 いつもながらの、穂村弘さんから見つめた日常のちょっとした気づきなんかの内容なんかも楽しく読みましたが、途中で「共感」と「...

これまで各雑誌等で連載された文章を一冊にまとめたものなので、文量や内容についてほとんど統一されておらず、その分、著者のいろんな面を覗きみれたような気がします。 いつもながらの、穂村弘さんから見つめた日常のちょっとした気づきなんかの内容なんかも楽しく読みましたが、途中で「共感」と「驚異」にまつわる創作論など、かななり芯に食い込んだ内容が書かれていたりと、かなり緩急のついた一冊だと思います。 最後に収録している、豊崎由美さんによる解説が、これまた芯の喰った内容となっています。

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2023/10/16

穂村さん独特の観点が相変わらず最高な短編エッセイ集。ライバル同士の感情が恋人同士のそれに近いと語られる 「来たれ好敵手」 がめちゃめちゃ好きだった。

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2022/03/30

穂村さんの本はこれで3冊目なのだが、穂村さんの魂に触れたような、というと大袈裟になるかな?魂をチラリと覗いたような気がした。 穂村さんの面白おかしい妄想やエピソードもありつつ、詩歌や言語表現についても書かれていて、難しかったけれど読んでいてワクワクした。 穂村さんの「歌人である自...

穂村さんの本はこれで3冊目なのだが、穂村さんの魂に触れたような、というと大袈裟になるかな?魂をチラリと覗いたような気がした。 穂村さんの面白おかしい妄想やエピソードもありつつ、詩歌や言語表現についても書かれていて、難しかったけれど読んでいてワクワクした。 穂村さんの「歌人である自分でも分かっている短歌は全体の60%」や「読むスピードが遅くて読了時に内容を覚えていない」という言葉に自分を重ねて安心したり、引用されている短歌や江戸川乱歩の少年小説に興味を持ったり、“言葉の世界はこんなに面白いところだよ”と、手を引いてもらっているようだった。 そうか、短歌は分からなくてもいいのね。今、分からなくても、それがぴたっとハマる時が来たりするものね。それが来なかったとしても“わからない不思議さ”を楽しめばいいのね。 焦らず、たくさんの作品に触れたいと思わせてくれる本でした。

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2022/02/09

一番最初のエピソードから飛ばしすぎてるからずっとこいつやべーなって引き気味で読んでしまった。 もうちょいマイルドエピソードから始めた方がいいと思う。

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2021/08/16

義父の本棚から見つけた。たまたま娘が取り出して読むふりをしていた文庫の中の一冊。 恥ずかしながらたくさん本を読んできたつもりだが、穂村弘さんを存じ上げず、タイトルも『整形前夜』なにこの方はゲイなの?と思い、読むぞっと腰据える前にググったよね。[穂村弘 ゲイ〕って。 全然ヒットし...

義父の本棚から見つけた。たまたま娘が取り出して読むふりをしていた文庫の中の一冊。 恥ずかしながらたくさん本を読んできたつもりだが、穂村弘さんを存じ上げず、タイトルも『整形前夜』なにこの方はゲイなの?と思い、読むぞっと腰据える前にググったよね。[穂村弘 ゲイ〕って。 全然ヒットしなかったけど。 感想としてはとにかく面白かったの一言。きっとこの方の著者全部読んじゃう! あの堅物っぽい義父との共通点見つけちゃったよ。あとがきでも書かれてるけど、やっぱりこのエッセイの中で一番興味深かったのは、「共感と驚異」のところかな。

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2021/01/19

笑いながら読めました 東京というおしゃれな街でうまく生きれない 初めて入ったスターバックスコーヒーのメニューに「コーヒー」も「紅茶」も「カフェオレ」もみつけられなかったときの恐怖が甦る。 なぜ男性は

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2021/01/09

加齢とともに驚異を驚異のまま受け止められなくなり、また驚異エネルギーを抑える「私」の支配力は強まっていくので、驚異を共感性に変換するということが起こる。だから詩や短歌から小説へ移る書き手は沢山いるのに、その逆は皆無だそう。なるほど。。。 3分の2くらいは言語表現者である穂村弘の、...

加齢とともに驚異を驚異のまま受け止められなくなり、また驚異エネルギーを抑える「私」の支配力は強まっていくので、驚異を共感性に変換するということが起こる。だから詩や短歌から小説へ移る書き手は沢山いるのに、その逆は皆無だそう。なるほど。。。 3分の2くらいは言語表現者である穂村弘の、残り3分の1は43歳にして初めての海外旅行(グアム)へ行きアタフタしているほむほむのエッセイです。 私はどちらの側面も好きです。

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2020/04/12

気持の「強張り」が 読んでいるうちに やわらかく ほぐされてしまう 穂村弘さんの エッセイを読むたびに 感じてしまう ことです

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