多重人格とボーダーライン の商品レビュー
このような症例の紹介が多い町沢氏の「多重人格」の紹介(ボーダーラインは巻末に少しあるだけでほとんど多重人格) 今の時代、書名は解離性同一性障害の方がよいと思うが、書店で出すからには本書名の方がよいという判断なのかなと覆った。肝心の内容は、解離性同一障害の原因、実際の状況などを解...
このような症例の紹介が多い町沢氏の「多重人格」の紹介(ボーダーラインは巻末に少しあるだけでほとんど多重人格) 今の時代、書名は解離性同一性障害の方がよいと思うが、書店で出すからには本書名の方がよいという判断なのかなと覆った。肝心の内容は、解離性同一障害の原因、実際の状況などを解説した後、実際の面接の様子を口語体で数例紹介している。その中で治療の進むべき方向性などがわかると思う。 ビリー・ミリガンで有名な病気だが、なかなか難しいと興味をもてた。イントロダクション的な本としてはよいと思う。
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このご時世に『解離性同一性障害』ではなく『多重人格』? 作者どんなんだよ~って思い購入してみました。 結果。 な、なんか、微妙……。 いや、面接の事例であるとか、そういった部分がたくさん掲載されていたりとおもしろい部分もあるけれど、なんていうかなあ~。
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- ネタバレ
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日本だと、精神科の臨床現場では、多重人格ってあまり認められていないらしい...確かに、出会ったことが無ければ信じづらいのもわかるけどね。 この本は、具体的な面接の事例が載っていて、興味深かった(ボーダーと言うより、多重人格がメイン)。 そして、町沢先生の診療スタイルとして、ゴールを完全に主人格に統合するのではなく、生活するのに困らないように持って行く、というのがやっぱり好き。 この手のものは、完璧に治そうとした瞬間に破綻する感じがする。
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