文化祭の夢に、おちる の商品レビュー
ジャンルに当てはめるならこれはSF? でもややホラーっぽい雰囲気もあるのでは、と思いました。 文化祭の準備中に起きた事故。それに巻き込まれた人たちが異世界?に飛ばされ、そこから戻るための手段を画策する、という物語。いったい何が起こったのかという謎の解明と、襲い来る脅威、そして彼ら...
ジャンルに当てはめるならこれはSF? でもややホラーっぽい雰囲気もあるのでは、と思いました。 文化祭の準備中に起きた事故。それに巻き込まれた人たちが異世界?に飛ばされ、そこから戻るための手段を画策する、という物語。いったい何が起こったのかという謎の解明と、襲い来る脅威、そして彼らが無事に戻れるかどうか、というのが読みどころ。 世界が崩壊していくのを目の当たりにする感覚は恐ろしいなあ。そこにあったはずのものがぽっかり消えている、という光景にはぞくりとさせられました。
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彩坂さんの作品はいつもちょっと惜しい。 設定は面白いんやけどなー。 登場人物が好みでない。 「下級生が怖がってる」の円の台詞は確かにおかしいわな。
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三年に一度の文化祭前日、準備の途中に事故が起きる。倒れてきた壁画の下敷きになった円が次に目覚めたとき、町には人が消えていた。 「青春神隠し小説」というコピーどおり、だれもいなくなった世界で元の世界に戻るべく奮闘する高校生の物語。世界の謎に向き合ううちに、自らの隠していた気持ちにも...
三年に一度の文化祭前日、準備の途中に事故が起きる。倒れてきた壁画の下敷きになった円が次に目覚めたとき、町には人が消えていた。 「青春神隠し小説」というコピーどおり、だれもいなくなった世界で元の世界に戻るべく奮闘する高校生の物語。世界の謎に向き合ううちに、自らの隠していた気持ちにも気づいていく流れは、王道かつ青春。目新しさはだからそんなにありませんが、爽やかな少年少女(一人除く)たちのやりとりは悪くなく、さばさばしてみせつつも私を見てほしいというエゴが強い十代のワガママさがある意味気持ちよく描かれています。終盤、暴走した少年がようやく和解する場面はほっとさせられました。 ただ作者の作品、「未成年儀式」「夏の王国…」と読んでますが、特異なシチュエーションで苦闘する少年少女というパターンが一緒なのが、ちょっと気に掛かりました。
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桐野高校の文化祭前日、皆で作った巨大壁画が倒れる! 下敷きになった生徒会副会長の円(まどか)、親友であり会長の青司(せいじ)、ケガで陸上部を辞めたムードメーカーの諒、1年生の沙貴、勉強でいつも青司にトップを取られている事を根に持っている不気味な存在の悟志。文化祭当日、学校に来てみると自分たち以外誰もいない。学校だけではない、町中にいるのは自分たちだき!! どうも、壁画の事故を機に、時間のすき間から異次元に入りこんでしまったようだ。不気味な存在の悟司の行動を軸に、元の世界にもどるために行動に出る。 青春SFものとでも言いましょうか。異次元の設定が解ったような解らないような。まあ、そんなものかもしれないけれど。 5人それぞれのこれまでの自分を振り返る設定が、青春物っぽい。 悟司のキレ方が怖い。異常とも言えるくらいなのに、最後に悟司が納得してしまうのが、納得できなかった。
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個人個人の感情描写は上手くできているが、個人的にはもっと青司を描いてほしかった。あと、ひっくり返す部分は用意に予想ができてしまった……。でも、全体的にはよく出来た作品。
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読み始めは、冷たい校舎…って思った。思わずにはいられない。季節も関係性も違うけれど、学校で他の人がいなくて、というシチュエーションはどうしてもイメージが被る。だから、どうしても比べてしまうんだよなぁ…。この5人の必然性ってなんだろう。神隠しってここまで気まぐれなもの?(猫とか、無人ヘリとか、学生5人とか)とか。それぞれに踏ん切りはつけられたのかもしれないけれど、それぞれの原因にお互いが関わっているという関係性でもないしなぁ。 面白いとは思ったのだけれど。講談社で、あえてこれ?っていう感想は拭えない。
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初読みの作家さん。庭さんの素敵過ぎる装丁に惹かれて手に取りましたが、かなり面白かったです。 文化祭の前日、誰もいない町、取り残された五人の高校生…導入部から 漂う不安な感じにぞくぞくした。 どうすれば現実に戻れるのか?という状況の中で、切なくノスタルジックな空気感や高校生五人のそ...
初読みの作家さん。庭さんの素敵過ぎる装丁に惹かれて手に取りましたが、かなり面白かったです。 文化祭の前日、誰もいない町、取り残された五人の高校生…導入部から 漂う不安な感じにぞくぞくした。 どうすれば現実に戻れるのか?という状況の中で、切なくノスタルジックな空気感や高校生五人のそれぞれ抱えた悩みの描写がよかったです。 個人的には陸上部の男の子の話が一番好き。一位の人間と、十位の人間。響きました。 あと、円はいい娘だー。
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なにこれ、辻村深月のパクり? 購入前に似たような感じなのはわかってたけど… 似たような話も出てくるし、神隠しにあった謎も消えていった五人の心情もなにもかも中途半端でガッカリ もっと神隠しということに重点をおいてたら違ったのにと思う
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