ツバキ(2) の商品レビュー
夜這いの習慣がある村での騒動と死んだ人間が現れる山小屋の話でした。 今巻も出てくる人が狂いまくっててとても良かったですが山小屋の件はなんかハートフルでした。
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前半の兇烈な展開に呆然とし、これ次回のハードルきついぞと思ったらそこを足踏みしめてグイグイ登ってきた。凶も情も強いエネルギーで描ける作家に脱帽。
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閉鎖的な里の古の風習、性は業を産み、妬み嫉みを産む。恐ろしきは山の怪ではなく人間だとわかる。 椿鬼は性ではなく生に対し前向きで堂々たる女丈夫だ、山と人を愛し守り今日も椿鬼は生きていく。あ、ちなみに生娘だそうですよ。
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実際の「津山事件」をモチーフとした『朧月夜』。後味悪いが、風習と人間の業を考えさせられる。 そして、『遠野物語』にも収録されている「迷い家」をモチーフにした『マヨイガ』。 「前向きだろうが 後ろ向きだろうが 「生」を与えられた以上 限界まで生きろ」 押切氏の叫びが伝わってくる。
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村社会の恐ろしさから生にたいしての話。後半のツバキのセリフは良かったです。こう押切先生の生者の考え方はすごいパワーがあって好きです。
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