千年万年りんごの子(一) の商品レビュー
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こういう世界設定大好き! 閉鎖的な環境で、外から見ればありえないようなことが信じられて、恐れられる。外部の人間は異物とされる訳だけれど、異物が入ることで自浄されることもあるし、逆も然り。助けることはできなかったけれど、それでも最後に二人は結ばれたのだから良いと思う。 最後の結末はすんなり受け入れられたけれど、番外編のほうが悲しくて泣きそうだった。
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"朝日は 深くひといきついて「んだのが」と言った ひどく静かな声だった 誰に「おぼすな様」のことをきいた時より 落ち着いて見えた だから僕も 大丈夫これは最悪な事じゃないと"
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電子書籍にての読了村に代々伝わる神の嫁として選ばれてしまった主人公の嫁を救うため主人公が奮闘する漫画1巻でも結構ジブリっぽいなと感じる内容なので多分ここからもっとジブリっぽくなるんだろうなとワクワクします
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可愛らしくて、おぞましくて、あたたかくて、やるせないお話。 ハッピーエンドかというと微妙なとこだけど、こういうかわいい夫婦には憧れる。
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タイトルからほのぼのハートフルな話かなと想像しましたが、なかなかシリアスな物語で驚きがありました。 捨て子だった男子がとある田舎のリンゴ農家に婿入りします。古い言い伝えを知らないまま、禁忌に触れてしまい、その禁忌がもとで静かだった生活がいっぺんします。 人の顔色を伺いながら、...
タイトルからほのぼのハートフルな話かなと想像しましたが、なかなかシリアスな物語で驚きがありました。 捨て子だった男子がとある田舎のリンゴ農家に婿入りします。古い言い伝えを知らないまま、禁忌に触れてしまい、その禁忌がもとで静かだった生活がいっぺんします。 人の顔色を伺いながら、当たり障りなく平穏に暮らしたい男子の思惑がはずれ、とんでもないことになってゆく中で強く自分を主張してゆくような道筋がみえる一巻でした。 不思議なリンゴの木を描いたシーンがとても幻想的で印象に残りました。 続きが楽しみです。
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何も知らずに読んだので、温かみのあるりんご産業の話なのかと…。 所々ぞくっとするところがあった。 かごめかごめの怖い話を聞いた時と似てるぞくっと感。 でもいいなぁと思ったのはお見合いで即決だった結婚なのに、お互いをすごく大切に思っている所。この2人ならなんだかいい方向に行くんじゃ...
何も知らずに読んだので、温かみのあるりんご産業の話なのかと…。 所々ぞくっとするところがあった。 かごめかごめの怖い話を聞いた時と似てるぞくっと感。 でもいいなぁと思ったのはお見合いで即決だった結婚なのに、お互いをすごく大切に思っている所。この2人ならなんだかいい方向に行くんじゃないかな。2巻読みたい。
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戦後間もない閉鎖的な農村が舞台。 スピードお見合い結婚で嫁の家に入った青年が禁忌のりんごを奥さんに食べさせたことから事件は始まる。
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評判が良かったので読んでみた。実家が北国なのでリンゴや訛りには愛着のようなものがあるのだけれど、あたたかい言葉やよそ者が感じる疎外感みたいなものがとても伝わってきて上手いなあ~と。 いつも諦めたように生きてきた雪之丞が本気になる瞬間。続きが楽しみです。
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ねじまき鳥クロニクルを読んで、妻が失踪したあたり、「どうすればいいんだ…」と悩みながら、雲をつかむようなやり方で忍耐強くがんばる主人公に感情移入をして、泣いたとを思い出しました。「千年万年りんごの子」でもそんな感覚になり、ちょっと泣いちゃいました。
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静かにでもゆっくりと怖さが増していく作品だなあと思う。妻がドンドン 幼くそして変化して行ってしまう様は「14ヶ月〜妻が子供に還っていく〜」 を連想させる。
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