長寿回路をONにせよ! の商品レビュー
長寿遺伝子を活性化すると目される二つの薬物、レスベラトロールとパンコマイシンに至るまでの過程を描いた物語です。 内容としては、動物に於けるカロリー制限の長寿効果発見、線虫に於ける長寿遺伝子特定、ラット、人…と至る過程とそこに至るまでの成果、批判などがまとめられています。path...
長寿遺伝子を活性化すると目される二つの薬物、レスベラトロールとパンコマイシンに至るまでの過程を描いた物語です。 内容としては、動物に於けるカロリー制限の長寿効果発見、線虫に於ける長寿遺伝子特定、ラット、人…と至る過程とそこに至るまでの成果、批判などがまとめられています。pathway解析、遺伝薬理学の知識があるとすんなり読めると思います。 如何せん無駄な記述が一々多すぎることに苛立ちました。必要な成果と過程、人物を載せてくれればいいのに…やたら無意味な人物描写やストーリーが入りまくっていて、飛ばしまくりながら読みました。厚さに対して2, 3割の情報量しかないと思っていいと思います。 全体として老科学全体の傾向は分かったので、その実の部分に関しては悪くない本です。コンパクトに纏めてくれればもっと評価上げましたが。
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