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その妻 の商品レビュー

2.9

18件のお客様レビュー

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2024/05/21

常に第一線で活躍してきたモナミ。 一度は仕事を休業することは死ぬ事と同じだと自暴自棄になっていた。同じ熱量で活躍しているパートナーでは重すぎる。 少しの間寒さや雨を凌げるような、薄いコートのようなビニール傘程度の男に寄り添って欲しい。 そこで白羽の矢が立てられたのが聡乃の夫、融也...

常に第一線で活躍してきたモナミ。 一度は仕事を休業することは死ぬ事と同じだと自暴自棄になっていた。同じ熱量で活躍しているパートナーでは重すぎる。 少しの間寒さや雨を凌げるような、薄いコートのようなビニール傘程度の男に寄り添って欲しい。 そこで白羽の矢が立てられたのが聡乃の夫、融也だった。 仕事も長続きせず子作りも拒否され、挙げ句モナミとの裏切り。 別れる事を選らばない聡乃にもイラつくが本当にこの夫には呆れてしまう。 何もかもを手にしたモナミに、「この世の中に僕のパートナーは聡乃以外にいない」と言ってくれた融也への執着が聡乃を恐ろしい計画へと導いてゆく。 明野さんは嫌な女性がよくでてくるイメージだが、この話に関しては登場人物全てが嫌な奴と思ってしまった。

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2023/10/05

夫の融也は、いただけない。あまりに自分勝手で、自己中心的で、イライラさせられました。妻の聡乃のことは、可哀想な気もするけど、やっぱり理解できない。話の展開は、予想通りだけど、それを確認したいがために、一気読みしてしまいました。結末は、ハッピーエンドではないけど、こうなってスッキリ...

夫の融也は、いただけない。あまりに自分勝手で、自己中心的で、イライラさせられました。妻の聡乃のことは、可哀想な気もするけど、やっぱり理解できない。話の展開は、予想通りだけど、それを確認したいがために、一気読みしてしまいました。結末は、ハッピーエンドではないけど、こうなってスッキリ!

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2023/02/17

専業主婦を夢みる妻、聡乃。 甲斐性はないが優しい夫、融也。 余命わずかな女性デザイナー、モナミ。 この3人の人物が軸となり物語が展開します。 現実には起こりえない様な設定ですが、面白い。 今で言う所の草食系男子、融也の行動に苛立ち、自己中心的なモナミの行動に同姓として...

専業主婦を夢みる妻、聡乃。 甲斐性はないが優しい夫、融也。 余命わずかな女性デザイナー、モナミ。 この3人の人物が軸となり物語が展開します。 現実には起こりえない様な設定ですが、面白い。 今で言う所の草食系男子、融也の行動に苛立ち、自己中心的なモナミの行動に同姓として怒りを感じ、そして聡乃に感情移入しながら飽きる事無く読み進める事が出来ました。 ラストの展開も予想外で、ある意味、胸がすく様なスッキリとした気分になれます。

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2021/08/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

背表紙の紹介文に「予期せぬラスト」とあったので、何だろう実はプロローグの私は聡乃じゃないとか? 聡乃の推測が実はみんな外れていて、あっと驚く真相が…などと思いながら読んでしまったので、スカッとしそこねました。「大胆不敵な罠」とか、書くべきではないのでは。せっかく作者が行間紙背で匂わせているものを…。 先入観なしで読んでいたら、バカ夫とバカ女にチョロいと思われてノーマークだった妻が腹くくって二人を破滅させる、ブラボー!! なお話です。それでも旦那のこと好きなの? 人が良すぎない? という読者のもやもやを一気に晴らしてくれます。旦那に向かって言う「待ってるから」にゾクゾク。

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2021/01/11

身勝手な女性に振り回され夫婦の危機が訪れる。最後まで旦那を信じ、旦那の信念全てに惹かれていた妻がとった行動は常軌に逸している。 半日で読める本だけど、やっぱり好きな作家の1人だ。

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2018/10/10

三十六歳の聡乃の夫の融也に仕事を紹介していた四十六歳の女社長が、余命僅かを理由に一年程泊まり込みをして欲しいと請う、命の話にした持って行き方がずるくて、思わず聡乃に感情移入した。この世界が好きでないから子供を残したくない融也の浮気を許し、彼を軽んじた女社長と子供は許さない、相愛の...

三十六歳の聡乃の夫の融也に仕事を紹介していた四十六歳の女社長が、余命僅かを理由に一年程泊まり込みをして欲しいと請う、命の話にした持って行き方がずるくて、思わず聡乃に感情移入した。この世界が好きでないから子供を残したくない融也の浮気を許し、彼を軽んじた女社長と子供は許さない、相愛の狂気も引き込まれた。

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2017/10/29

この作家の小説はアタリハズレの差が大きい。 この小説は、ミステリでもサスペンスでもない(だってハラハラもドキドキも謎解きもなんにもないもん)、ただ「変わった夫婦」の話が書かれてるだけで、オチもまーったくなんにも意外性がないし、キャラクター性すら最後まで一貫しないし、ちょっとがっ...

この作家の小説はアタリハズレの差が大きい。 この小説は、ミステリでもサスペンスでもない(だってハラハラもドキドキも謎解きもなんにもないもん)、ただ「変わった夫婦」の話が書かれてるだけで、オチもまーったくなんにも意外性がないし、キャラクター性すら最後まで一貫しないし、ちょっとがっかり感がありすぎた。 主人公も主人公の夫もモナミさんも、なんかただ「?」っていうヘンすぎる人たちだから、ヘンな人たちがヘンなことした、っていう話なので、部外者(読者)は、「はいはい、勝手にやっててー」で終わっちゃう。 っていうか、この人たち、ひたすらきもちわるいよー。 それだけ。 主人公の職場のエピソードなんかは、まるまるなくていいよね? うーん。うーん。うーん。

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2021/09/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

専業主の聡乃。 その夫のゆうや。 余命わずかというモナミ。 単に世話になったからというだけで、ゆうやはモナミの面倒を見るため住み込みでサポートする。 なんとなくモヤモヤがとれない、聡乃は少しずつモナミを調べ始め、最後に恐ろしい事実に気づく。 ゆうやはずっと愛される対象のぼーっとした男性。彼は最初から最後まで変わらなかったな(苦笑) 女が二人とも変わっていったね、よくも悪くも。 人間の闇、特に子供に関しては人はどこまでも恐ろしくなれる。命の重みをある意味感じられるね。 ただ、聡乃にもモナミにも感情移入はできなかったなぁ。 気持ちはわからなくもないけど、最後までちょっときつかった。

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2015/05/19

2015.5.19-27 全く面白味がないとは言えないものの、駄目夫を選んでしまった女の意地には共感も得られず・・。

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2014/12/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

著者の作品を読むのは初めて。融也の不倫により愛情が憎しみに変わる聡乃の心理描写が、こういう風に考えてもおかしくないなと納得でき、とにかく怖かった。

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