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空色メモリ の商品レビュー

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63件のお客様レビュー

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    18

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2024/12/14

越谷オサムさんの作品は10年ほど前にハマって読んでいたがまたふと気になりもう一度読んでみることにした。ザ青春、部活、恋愛。軽快に読み進められる文章表現で爽快な世界観を走り切ることができた。展開は予想できるものもあれば、細部にそうだったのかと気付かされるものもあり読み応えがある。恋...

越谷オサムさんの作品は10年ほど前にハマって読んでいたがまたふと気になりもう一度読んでみることにした。ザ青春、部活、恋愛。軽快に読み進められる文章表現で爽快な世界観を走り切ることができた。展開は予想できるものもあれば、細部にそうだったのかと気付かされるものもあり読み応えがある。恋を応援していた人が、自分の恋心に気づく瞬間、自分が動かなきゃと思う瞬間。青春って一瞬一瞬に煌めきがあるね。

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2024/04/03

デブとメガネの非モテコンビの、どうしようもない青春のいじましさにキュンキュンさせられる。 からりとした文体は懐かしさもあり、脳内で藤子F氏の絵で再生される。 文芸部にやって来た女子への嫌がらせと、日々を綴った日記メモリの盗難の謎。ミステリ的面白さも。

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2023/06/20

桶井陸 ブーちゃん。体重九八キロ、ウエスト一一五センチ、身長は、一七〇に届かない。文芸部員ではないが、文芸部のノートパソコンに日記のようなものを書いている。 北畠 バスケ部。 河本博士 ハカセ。県立坂越高等学校文芸部部長。 吾妻 一年四組の国語教師。文芸部顧問。 野村愛美...

桶井陸 ブーちゃん。体重九八キロ、ウエスト一一五センチ、身長は、一七〇に届かない。文芸部員ではないが、文芸部のノートパソコンに日記のようなものを書いている。 北畠 バスケ部。 河本博士 ハカセ。県立坂越高等学校文芸部部長。 吾妻 一年四組の国語教師。文芸部顧問。 野村愛美 一年二組。文芸部に入部。 新谷友一郎 一年四組。バスケ部。愛美とは二卵性の双子。 宮原沙希 サキ。前髪が短く、眉よりも上で「しぱっ」と切り揃えられている。一年生。 カオリ 前髪にジャギーが入っている。一年生。 陸の姉 大学三年生。小太り。 江原秀俊 沙希に気があり、涌井を敵視している。

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2023/07/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

久しぶりにTHE青春、越谷オサムを読んだ。こんな時期も自分にはあったな~ってしみじみ思います。可愛らしい同級生とお話ししたい、どうすれば気を引くことができるのか。でも、仲良くなったけど付き合うことはなかったな。今回、文芸部(年1度、『やまぶき』を発刊する)の河本、仮入部中の自分のもとに、新入生・野村が参加。日々の出来事(超ヤバイ本当の内容)を記した空色のUSBメモリを無くした。また野村の靴が紛失。この謎を追っていく文芸部。もう1人の女子高生サキが加わり4人が揃って胸キュンの大捜索。越谷作品、いいね~⑤

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2022/12/26

大人になれば些細だと思うようなことにとても敏感で人生の悩み事のように捉えてしまう青春時代は今となれば楽しかったなと思い出させてくれる作品。

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2022/08/22

たった1人で文芸部を守るメガネをかけたハカセと部員でもないのに入り浸る太ったオレ。暇なオレは日常のことを密かに空色のメモリに綴っていた。そんな部に突如可愛い新入生、野村さんが入ってきた。ハカセは野村さんに恋をするが、恋に奥手なハカセと野村さんのやり取りがクスッと笑える。あるとき野...

たった1人で文芸部を守るメガネをかけたハカセと部員でもないのに入り浸る太ったオレ。暇なオレは日常のことを密かに空色のメモリに綴っていた。そんな部に突如可愛い新入生、野村さんが入ってきた。ハカセは野村さんに恋をするが、恋に奥手なハカセと野村さんのやり取りがクスッと笑える。あるとき野村さんがバスケ部のイケメンと2人で食事しているのを見かけたり、空色メモリが発端で大騒動に巻き込まれたりと波乱の高校生活。人間関係に悩み真正面から向かう彼らを応援したくなる一冊。

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2021/10/29

デブとメガネの高校生 あー青春物だなぁ じいさんになっても 青春物は楽しい 自分が高校生の時は 楽しい高校生活とは思わなかったが 今 振り返ると ショートストーリーになるような高校生だったかなと思いながら 読み終えた。

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2021/08/26

非モテ男子のドリームストーリーですね。なんか手に取るようにわかる感じで、人は選ぶかもしれないけれども刺さりました。どうでもいいけど陸くんのコミュ力は高くて羨ましいぞ。

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2021/06/25

たぶん、この作者の描写を私自身が好きなのかもしれません。 メチャクチャおもしろかったです。 ただの青春モノからスタートして事件が起き、そこから一気に解決へ展開させていく話だったので一気に気持ちをつかまれました。 高校生の話しだし、淡い自分の思い出と重なる部分も見え隠れし、おもしろ...

たぶん、この作者の描写を私自身が好きなのかもしれません。 メチャクチャおもしろかったです。 ただの青春モノからスタートして事件が起き、そこから一気に解決へ展開させていく話だったので一気に気持ちをつかまれました。 高校生の話しだし、淡い自分の思い出と重なる部分も見え隠れし、おもしろかったです。 最後の終わり方もサイコーです。

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2021/05/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ヒョロメガネな部長一人の文芸部、そこに居候しているデブ。その文芸部に入部希望1年生女子があらわれたところから物語が動きだす。 さすが越谷オサム、スクールカースト(嫌いな言葉やけど)では下層に位置する冴えない男2名の青春を、冴えないながらもすっきりとした青春物語として描く。オシャレな服や流行りの歌やバイクみたいな小道具を封印しても、彼らの気持ちとノリとリズムと文章力があれば、こんな小説が描けるんやなぁ、と感心しきり。 もう50を過ぎたおっさんも、若いころはイケてないくせにモテたくて、そのくせ女性がいたらドキドキして、舞い上がったり落ち込んだり…、思春期の心身にもてあそばれたもんやけど…、こんな風に一直線に生きても良かったんやなぁ、と懐かしく思える。 日常ミステリーな部分はご愛敬、がっぷりよっつの青春モンとして堪能してほしい。 個人的にはオーラスの北畠君との会話シーンと、最後の最後の1行がとてつもなく好き。この2つがあるから☆を5つにしました。

Posted byブクログ