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晩夏の犬 の商品レビュー

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2020/04/19

猛暑のローマで、男がめった刺しにされ殺された。 被害者は動物愛護の活動家で、闘犬ビジネスの摘発に関わり、マフィアの恨みを買ったと思われた。 捜査を率いるローマ警察の警視ブルームはプロにしてはどこか稚拙な手口に違和感をおぼえるが、被害者が現役国会議員の夫で、大物マフィアの娘とも愛...

猛暑のローマで、男がめった刺しにされ殺された。 被害者は動物愛護の活動家で、闘犬ビジネスの摘発に関わり、マフィアの恨みを買ったと思われた。 捜査を率いるローマ警察の警視ブルームはプロにしてはどこか稚拙な手口に違和感をおぼえるが、被害者が現役国会議員の夫で、大物マフィアの娘とも愛人関係にあったことから、否応なく早期解決を迫られる。 そんななか捜査線上に一人の男が浮上し、時を置かず捜査チームのメンバーが殺される。 やがて明かされる事件の異常な動機と加速する死の連鎖――ブルームは犯人を追いイタリアの街を疾走するが……。 イタリアつながりで未読の本書を手に取ってみた。途中までは、やや退屈な警察小説だったが、後半は犯罪者側の描写が並行して、一気加勢に読ませる。 人物名がややこしいのと、コーヒーをこぼしてしまい、本を買い直したので、読了まで時間がかかってしまった。 8年前に翻訳された作品だが、続きを読む機会は訪れるか?

Posted byブクログ

2015/06/15

ローマ警察の警視が主人公。国会議員の夫で、動物愛護活動家の男性がナイフで刺される事件が起こる。政治がからみ、警察の上の階級やら内務省やらが出てきてややこしい感じで捜査するはめになる。殺害された男性の愛人が、マフィアのボスの娘だったことから、疑わしい容疑者が浮上する。序盤に犯人が疑...

ローマ警察の警視が主人公。国会議員の夫で、動物愛護活動家の男性がナイフで刺される事件が起こる。政治がからみ、警察の上の階級やら内務省やらが出てきてややこしい感じで捜査するはめになる。殺害された男性の愛人が、マフィアのボスの娘だったことから、疑わしい容疑者が浮上する。序盤に犯人が疑われ途中で犯人が確定されるのだが、マフィアとの駆け引きとか、警察上層部との対立とかのいろいろがくどくて、スムーズな結末が長引かされている。その結果どんどん死人が増える様子も、なにやってんのっていう感じ。イタリアの警察小説は好みじゃないかも。

Posted byブクログ