村上隆完全読本美術手帖全記事1992-2012 の商品レビュー
村上さんの作品をみると”目””こども””おっぱい”が印象に残る。どれもが鮮やかな彩色と官能的曲線を持っていて、気持ちがイイ。しかし文章を読むとその気持ち良さから一変、死を賭したような、覚悟を持った言葉で埋め尽くされている。・・・芸術家は食うためではなく、何かに憑りつかれて、やらな...
村上さんの作品をみると”目””こども””おっぱい”が印象に残る。どれもが鮮やかな彩色と官能的曲線を持っていて、気持ちがイイ。しかし文章を読むとその気持ち良さから一変、死を賭したような、覚悟を持った言葉で埋め尽くされている。・・・芸術家は食うためではなく、何かに憑りつかれて、やらなきゃいけないっていう使命感を持ってやんなきゃダメなんです。僕が今やっているのは「アート密教」心が壊れるか耐えられるか!・・・ゆるい印象を与えるにはぎりぎりまで厳しく、開放的明るさを与えるには、管理徹底を。享受する側と提供する側のギャップが大きい程、価値あるものを創り出せる、というのが世の宿命なんでしょうか。
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村上隆氏に関する記事がすべて網羅されている点で、調べものをするものにはすごく楽。ありがたいです。が、あまりに分厚く、字が小さく、さらには時々とてつもない色(ピンクや水色)で文章が印刷されていて読みにくい点が残念。
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通して読むと、実践しているものは変わっているけど、考え方は驚くほど一貫していることが分かる。 個人的には、浅田彰との対談が面白かった。
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今でこそアニメばっかりですが、2000年代初頭ぐらいに何度か村上隆関連で美術手帖に原稿を書いたことがありまして、その原稿が再録されております。LAMOCAで開かれたスーパーフラット展についてインタビューした「スーパーフラット戦記」は、読み物としてはおもしろくまとまっているかなと。...
今でこそアニメばっかりですが、2000年代初頭ぐらいに何度か村上隆関連で美術手帖に原稿を書いたことがありまして、その原稿が再録されております。LAMOCAで開かれたスーパーフラット展についてインタビューした「スーパーフラット戦記」は、読み物としてはおもしろくまとまっているかなと。 もうちょっとこっち方面の取材が増えるかなという気配もあったんですが、某社にデスクをもらって2年ほど編集の仕事やることになったので、こちらの線はさほど増えることなくフェイドアウトしていったのでした。
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