よくわかる新田次郎 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
どの本がきっかけだっただろうか・・・ 一昔前、新田次郎の山岳小説を片っ端から読んだ。 その中で山の名前や、専門用語や技術などをおぼえた。 小説の中に入り込んで、自分も風雪にさらされたり、岩壁で一夜を明かしたりして、山ってすごいなあといつもため息をついて本を閉じたものだった。そういう知識や高度な技術とはぜんぜん無縁の山を、この頃歩くようになったけれど、歩いていて時々、昔読んだ内容がふと浮かんでくるときがある。 亡くなられたときは、「あ~もう新しい山岳小説が読めなくなる・・・」と大層なショックを受けた。 本文の最後に、小説に登場する山のベストテンが載っていて、1位富士山、2位谷川岳、3位八ヶ岳・・・以下続いて小説通りの行程まで載っている。いずれもちょっとやそっとに行ける行程ではないが、いつか新田さんを偲んで行ってみたい。
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