金融がやっていること の商品レビュー

永野良佑【著】

2024/08/12

2007年の金融危機と世界同時不況のときに金融界で何が起こっていたのかが具体的に分かってよかった。世の中にお金が回っていくのはどういうことなのか分かった。

2019/04/28

金融の基礎をわかりやすくていねいに解説している本です。

意欲的な中高生向けのシリーズである「ちくまプリマ―新書」の一冊というだけあって、たいへんわかりやすい説明がなされています。

なお、著者は『20代からのファイナンス入門―お金がお金を生む仕組み』（ちくま新書）という本も刊行していますが、あつかわれている内容は本書とほとんどおなじレヴェルで、差別化がなされていないように感じます。とはいえ、どちらもまったく知識のない読者にもわかりやすい入門書であることには変わりがないのですが。

2013/08/19

世界史関連の本を読もうとすると、金融に関することがよく出てくる。立ち読みすると、読みやすそうだったので、入門書にと購入。果たして、すぐに読み終わり、内容もシンプルなものだった。

本文より。国債危機が起きないようにするには、国債を買い続けること、国債危機が起きないと、皆が思うことが重要と。なるほど。

ただ読みやすいだけでは無く、個々の理由付けが腑に落ちるので、自分で考えてみようという、気にさせてくれる。入門書としては最適だった。

2013/06/16

お金、株式、債券や、銀行、保険会社、証券会社などの解説。わかっているようでわかってないことに気づけた。まずはこの辺りから知識として身につけないと。

2013/04/22

平易な言葉で金融について書かれていて、分かりやすかったです。

難しいと思っていた事柄も、シンプルに考えることができるのだなと思いました。

金融には「いい金融」と「悪い金融」があり、それは金融に携わる人それぞれの心の持ちようにある、というところに、なるほどと思いました。

2012/10/25

金融がやっていることはお金の流れの管理。
収入はいずれ途絶える。お金を大切にしよう。
お金は無尽蔵にない。

2012/07/23

説明していることは、金融の初心者でもわかるようなことだが、
もっとわかりやすく、というか、根本に戻って説明しているので、
本来のあり方とか、デリバティブについてより理解がすすむ。
株式、債券、投資信託について、金融機関がブローカーか、ディーラーか、エージェントかに言及するくだりは面白かった。

金融の役割は原点に戻るべきかという論点はもっともだ。

2012/06/28

金融の教科書と言えそうな本。ほとんど知っていることばかりだったが、なかなかわかりやすく書かれていて、現代の金融システムをよりよく理解することができた。

2012/06/22

■金融

1.いい金融というのは、金融の本来の機能を着実かつ正確に果たし、私たちの日常生活や、企業や政府の活動のうち、お金が絡んでくる「経済活動」をサポートすることです。

2.悪い金融というのは、経済活動のサポートという金融の本分を忘れ、いわば「金融を利用した金儲け」が目的になってしまうことです。

3.金融というのは、すぐに使わないお金を持っている人から、お金を必要とする人にお金を回すことが本来の機能です。

2012/06/18

　著者のいう「いい金融」とは、

　金融の本来の機能を着実かつ正確に果たし、私たちの日常生活や　

　企業や政府の活動のうち、お金が絡んでくる「経済活動」をサポート

　すること。

　では、社会活動をサポートする「いい金融」とはどのような金融なのか？

　経済活動という「身体Ｉ」があれば、金融はその血液。

　経済活動を「機械」に例えれば、金融はその潤滑油。

　業界に勤める者にとって、初心に帰り、いい金融の担い手に

　なろうと改めて考えさせられる一冊です。