枕もとに靴 ああ無情の泥酔日記 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
結婚も出産も別居も離婚もしたこがない、北大路公子(きたおおじ きみこ)さん。「枕もとに靴」、ああ無情の泥酔日記、増補新装版、2012.5発行。37歳の日々と38歳の日々の酒飲みエッセイですw。
Posted by
八戸ブックセンターでなんだか面白そうだとサイン入りのこの本を購入した。読んでみて、あれ?ずっと前にブログで読んでたモヘジさんだ、と知った。大好きでいつも読んでたモヘジさんのブログだったが。まさかこんなところで再会するとは! あいかわらずの文章の切れ味。ぐふふと笑ってしまう数々の出...
八戸ブックセンターでなんだか面白そうだとサイン入りのこの本を購入した。読んでみて、あれ?ずっと前にブログで読んでたモヘジさんだ、と知った。大好きでいつも読んでたモヘジさんのブログだったが。まさかこんなところで再会するとは! あいかわらずの文章の切れ味。ぐふふと笑ってしまう数々の出来事。もう、嘘か誠か知らんけど、面白いからいいじゃんね。
Posted by
妙齢の飲んべえによる開けっぴろげな日記エッセイ。悪ノリした時の文章が空知英秋に似ていてその内「チーズ蒸しパンになりたい」とか呟きそう。猫のアテレコが非常にリアル。ご飯時の猫は多分みんな同じことを言っている。 もともと日記なだけあってエピソードは大量で、一つ一つはすぐに読める短さ。...
妙齢の飲んべえによる開けっぴろげな日記エッセイ。悪ノリした時の文章が空知英秋に似ていてその内「チーズ蒸しパンになりたい」とか呟きそう。猫のアテレコが非常にリアル。ご飯時の猫は多分みんな同じことを言っている。 もともと日記なだけあってエピソードは大量で、一つ一つはすぐに読める短さ。当たり外れというと語弊があるが、その時々で面白いと思う箇所が違うので長期間楽しめる本だと思う。
Posted by
かなり読み進めるのが辛かった。この本自体、あまり男性向きではないと思う。帯には笑えるエッセイという感じで書いてあったが、ほとんど笑えず、むしろイラっとすることの方が多かった。
Posted by
一度、一緒に飲んでみたい。 面白すぎる日記のなかに、 春洗い、夜祭り、過去読みなど、 ファンタジーな少し寂しくて 繊細な話が突然混じってくる。 多才な人なんだなー。
Posted by
40代のエッセイではピカイチのおもしろさではなかろうか。取り立てて変わったこともなく、どこに行くでもなく 半径5キロで語られる世界。酔っ払いと猫と家族と少々彼氏、それぞれが筆者の筆力により個性的に唯一無二の存在感をはなっている。うそがかなり混在していると冒頭からばらしているが、そ...
40代のエッセイではピカイチのおもしろさではなかろうか。取り立てて変わったこともなく、どこに行くでもなく 半径5キロで語られる世界。酔っ払いと猫と家族と少々彼氏、それぞれが筆者の筆力により個性的に唯一無二の存在感をはなっている。うそがかなり混在していると冒頭からばらしているが、それでも北海道のこの地方にはこんな伝統行事があるのだなあと思わせてしまう。
Posted by
酒さけサケ 今まで二日酔いになったのは2回(3回か?)。 あんなに「もうお酒は飲みません、あ、いや、控えめにしますので神様仏様悪魔様鬼様助けてください」といったのに繰り返すところを見ると学習していないのがよくわかる。 しかし、人前で醜態を晒してはならん!との強固なる意志で(だった...
酒さけサケ 今まで二日酔いになったのは2回(3回か?)。 あんなに「もうお酒は飲みません、あ、いや、控えめにしますので神様仏様悪魔様鬼様助けてください」といったのに繰り返すところを見ると学習していないのがよくわかる。 しかし、人前で醜態を晒してはならん!との強固なる意志で(だったらなぜ止めないのだ)吐き気は必ず家や滞在先までもって来た。 あまり自慢にもならないか。 本書は酒飲みなら「ひっひっひ」と笑うところもあれば、酒飲みでなくても笑うところがある。 嘘もあり日記、ここが面白い。 「たっくんとあっちゃんと私。」は思い当たるのでおかしい。 どうして人前でいちゃつくカップルは、こうも......。 先日入った本屋でも隣でいちゃつくカップルが、こうだった。 恋は盲目。誠なり。 温泉卵について書いた話。 温泉たまご器、私も欲しくてほしくてたまらなかった。 家で温泉卵?!すごいな!と思って実家では親にせがみ、一人暮らしを始めたときにもこれは絶対なくちゃ!と買ったものだ。 よかったね、キミコさん。私も同じだよ。 泥酔おとぼけ日記の中でも「とても小さな王国のとても小さな王様。」は綺麗で切ない物語。 なのだが。 雪がまりまり降っていることに説教したいのか。 そうなのか。がっかりしたけれど、話自体は素敵だよ、キミコさん。 「彼女と私。」もまた楽しい話だ。 こんなことでいらいらしてはいけない、自分に余裕がないからだ、とわかっていても、噛み付きたくなる時がある。 短気は損気、そうわかっていても舌打ちしたくなる時がある。 下町のお嬢様はとっても短気なのですよ。 江戸っ子でい!(生まれは岩手だし、三代続いていないから本物の江戸っ子ではない......いわば養殖江戸っ子) と、思わず笑ってしまうのだが、なにぶん酔っぱらいの話、通しで読むとちょいとふらつくんですな。 だから、こういうのはトイレでちょこちょこ読むのが面白い。 あるいは寝る前に。 嘘が巧妙にしかけられたこの日記。 私もこんなふうに面白い文を書いてみたいものだ。 酔っぱらえば書けるかもしれない! そりゃだめか。
Posted by
札幌在住、同年代女性の方のエッセイ。 吹き出すので、電車のなかなどでは読めません。 一気に読むより、合間合間にちょこちょこ読む方がよいかも。一気に読んでたら最初は笑えたけど、だんだんその笑いに慣れてきたというか…。 しかし、ほんっとよく飲むなあ(笑)。
Posted by
枕もとに靴・・・。日記とあるけれど、これはSFだと思います。昔の、椎名誠みたいだと思った。ビールに侵された頭脳が、奇妙な世界を作り上げているって言うか・・・。泥酔日記って言うから、酔っ払いさんの戯れ言のように見えるけど、実は、壮大なスケールのSF超大作、・・・のような気がする、・...
枕もとに靴・・・。日記とあるけれど、これはSFだと思います。昔の、椎名誠みたいだと思った。ビールに侵された頭脳が、奇妙な世界を作り上げているって言うか・・・。泥酔日記って言うから、酔っ払いさんの戯れ言のように見えるけど、実は、壮大なスケールのSF超大作、・・・のような気がする、・・・かも知れない、・・・・だったら良いなぁ。
Posted by
- 1