ホークウッド(Ⅱ) の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
無学にして物知らず故、このマンガがかの傭兵「ジョン・ホークウッド」をモチーフにした歴史マンガとは思いませんでした。気付くのが遅すぎるよ、オレ。 それはさておくとして、この巻では「傭兵としての残虐さ・冷徹さ」を前面に押し出してきた感じですね。 文字通り「金のため」になんでもやる傭兵……戦に勝利するだけではなく「戦う兵」として金を求め、戦場を駆けめぐるものの後半では新たに登場した敵の奇策にはめられ、半数以上が死亡。 ホークウッド自身辛うじて虎口を脱するものの、契約主であるイングランド軍から非情の通告が下される――というところで終了。 文字通り「命がけ」。決してそこには綺麗事など通用しない「戦争本来の姿」「人間の姿」が描かれていて、心揺さぶられました。 ほんと、文句のつけようのない良作。オススメです!
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