「アジアで儲かる会社」に変わる30の方法 の商品レビュー
生産する場から、消費する場へと変化するアジアマーケット。 このアジアでビジネスを成功させる30のノウハウが綴られた内容。 自社・自身の置かれた立場で各ノウハウの軽重は変わるであろうが、 どれも押さえておくべきものであり、 海外ビジネスに携わるビジネスパーソンには入門書・指南書たり...
生産する場から、消費する場へと変化するアジアマーケット。 このアジアでビジネスを成功させる30のノウハウが綴られた内容。 自社・自身の置かれた立場で各ノウハウの軽重は変わるであろうが、 どれも押さえておくべきものであり、 海外ビジネスに携わるビジネスパーソンには入門書・指南書たり得る1冊。 常に自社の海外ビジネスを頭に思い描いて読んだが、 不十分な点が改めて明確になった。 後書きで述べられている「常識」「体験」「思考」を変える必要性については特に納得。 社内を変えるハードルもあるが、まずは自分が変わっていきたい。
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・アジアは中間層をねらえ ・パートナー選びはリストアップ方式で ・現地化、現地人の採用をすすめる ・M&AではPMIを重要視しろ! ・売上50〜100億の企業は体力的にアジア進出をお勧めしない。もし行くなら空中戦を行うべき
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森辺一樹著「アジアで儲かる会社に変わる30の方法」中経出版(2012) * アジア市場では中間層を獲得すべきである。貧困層がどんどん中間層になっていくのが アジア市場最大の魅力だからだ。そして最終的には人口の大半を中間層が占める構造絵 と変化していく。 * アジアで売っていこうと...
森辺一樹著「アジアで儲かる会社に変わる30の方法」中経出版(2012) * アジア市場では中間層を獲得すべきである。貧困層がどんどん中間層になっていくのが アジア市場最大の魅力だからだ。そして最終的には人口の大半を中間層が占める構造絵 と変化していく。 * アジアで売っていこうと思ったらまず、製品やサービスの開発や販売において、現地の ニーズを汲み上げ、取り組んでいくというマーケットインの発想が必須である。 * ビジネスの世界では無料の情報などに価値はないのである。つまり、情報収集には大き な投資は必要不可欠である。 * アジア市場に入るには一歩一歩着実には時代遅れ。スピードの現実を受け止める必要が ある。アジアの国々はいままさに成長期の段階。この市場にあって導入期を同じ動きを していては弾き飛ばされてしまうのだ。成長期にある市場を攻める戦略はまさにスピー ドである。 * アジアマネーを徹底的に活用することも、現地企業に勝つためには必要である。具体的 にはアジアで上場を考えるということだ。自社のビジネスに将来性を描けるのならば、 ファンドやシナジーの強く事業会社から投資してもらう、という形で資金を調達できる はずである。 * LGではコーランの流れるテレビがある。一方でインドには鍵つきの冷蔵庫。エアコン にしてもインドでは28ではなく22度設定。省エネという概念はない。また多くの人 が空気が冷たい=空気がきれいと思っている。さらにもっと意外なのが、音がガンガン うるさいほうがエアコンがきいているように感じる。とのこと。 * アジアでのターゲット層は裕福層に固執しないほうがよい。裕福な人々は結局欧米ブラ ンドが好きである。彼らの市場は欧米の高等教育機関に留学することも多い。そのため 欧米流の教養感覚がみについている。 * 中国にあるD社では、月々の給与にプラスして評価給というものを上乗せしている。そ の金額をどのように決めるかといえば、それぞれのスタッフの日報と引き合い管理表、 つまり、仕事のプロセスと結果の両方から判断をしている。 * グローバル人材とは要するに相手と人間関係をしっかりと築いていけるかである。それ には明確に自分を伝えることも必要ですし、相手をきちんと理解することも必要です。
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アジアに進出しないと日本の企業の未来はないが、 慎重に検討して進出すべしと。 年商50億だとリスクが高く、100億でも十分な検討が必要という。 そして、アジア市場の狙うなら、富裕層ではなく、中間層を狙えと。 数多くの企業のケースを知っているだけに説得力がある。 海外(アジア)に...
アジアに進出しないと日本の企業の未来はないが、 慎重に検討して進出すべしと。 年商50億だとリスクが高く、100億でも十分な検討が必要という。 そして、アジア市場の狙うなら、富裕層ではなく、中間層を狙えと。 数多くの企業のケースを知っているだけに説得力がある。 海外(アジア)に進出しようとする企業は多いが、 慎重すぎたり、軽率すぎたりしているような気がする。
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