消防女子!! の商品レビュー
火事に関する細かい描写は結構読み飛ばしてしまいます。が、読み始めるとなかなか蘭の人柄やテンポの良いストーリー展開に手が止まりません。 蘭を取り巻く人たちもまたいい味だしてます。
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エンマ様シリーズで著者にハマったので、別の作品も。。。と、これをチョイス。 一人の女性消防士が成長をしていくこの作品、結構好きです。 第三出場の最後の方は、かなりハラハラしました。 第一出場から用意されているあの事件は、途中で気づいてしまいましたが、スピード感のある文体で、ス...
エンマ様シリーズで著者にハマったので、別の作品も。。。と、これをチョイス。 一人の女性消防士が成長をしていくこの作品、結構好きです。 第三出場の最後の方は、かなりハラハラしました。 第一出場から用意されているあの事件は、途中で気づいてしまいましたが、スピード感のある文体で、スラスラと読みやすく、おもしろかったです。 蘭の今後の成長が楽しみです。 ちなみに。。 このタイミングでこの本を読んでいる(COVID-19で非常事態宣言が出されている最中)せいで、楽しい読書から、一気に現実に引き戻される瞬間が。。 第三出場の舞台が、横浜でクルーズ船。。。 そして、文中で、『ダイヤモンド・プリンセス』という名前も出てきた時は、現実に引き戻された感がありました。。 まあ、これは、作品には一切罪はありません。 自分の問題ですけどね。
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文章構成にかなり荒さは感じたけど、終盤はそれなりに楽しめた。シリーズ2作目ではもう少しこなれてると良いけど。
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男性職場に女性一人、亡き父の志を継ぎつつもハードな仕事内容に謎の嫌がらせ、大きな火災事件が起こり主人公のピンチ…と王道な感じ…最初の方の先輩らの口の悪さにげんなりして流し読みでしたが、最後の事件現場の活躍にはちょっと感動。続編あるんですね…
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ミステリーというより女性消防士の成長物語ですね。火災と闘うのだから過酷な職業であることは想像できますが、男社会の中、後輩いびりをする上司・先輩・同僚に囲まれ、負けずに奮闘する蘭を応援したくなります。中盤までは嫌味な先輩たちに腹が立ちますが、それだけに、みんなが蘭に仲間意識を持って...
ミステリーというより女性消防士の成長物語ですね。火災と闘うのだから過酷な職業であることは想像できますが、男社会の中、後輩いびりをする上司・先輩・同僚に囲まれ、負けずに奮闘する蘭を応援したくなります。中盤までは嫌味な先輩たちに腹が立ちますが、それだけに、みんなが蘭に仲間意識を持っていたと分かる場面はすごく良かったです。第三出場は読みどころがたくさんあって、特にお父さんの話は泣けました。また読みたい作家さんが増えました。
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横浜市消防局に入局してまだ1年半の高柳蘭は、日々訓練に励むが、同じポンプ隊の男性隊員にはなかなか認めてもらえずいまだ「お嬢ちゃん」扱いされていた。しかしある日、誤作動とはいえ出場した先で、間違いなく点検したはずの空気呼吸器の残量が減っていることに気づく。状況からして同僚の犯行を...
横浜市消防局に入局してまだ1年半の高柳蘭は、日々訓練に励むが、同じポンプ隊の男性隊員にはなかなか認めてもらえずいまだ「お嬢ちゃん」扱いされていた。しかしある日、誤作動とはいえ出場した先で、間違いなく点検したはずの空気呼吸器の残量が減っていることに気づく。状況からして同僚の犯行を疑わざるをえない蘭は疑心暗鬼に陥ってしまう。そしてさらにそれを裏付けるかのように、蘭の自宅に「消防士、辞めろ」という手紙が届く。 以前、日明恩の「ロード&ゴー」で女性救急隊員の話を読んだことがあるが、消防はさらに女性にとっては過酷と思われる職業。「お嬢ちゃん」と呼ばれながらも決して女性であることを理由に許されることはない、体力もスピードも精神力も、全て男性と同等な能力を要求される世界。本当にこんなことができる女性がいるんだろうかと思ってしまうが、実際に存在するんだもんなぁ。犯人探しや動機についてはあまりに陳腐に思えたが、それ以外、仕事部分の描写でぐいぐい引き込まれるし、普段ボロクソに言いながらも、いざという時のチームプレイというか、仲間たちとのやりとりにはやはりグッとくるものがある。シリーズ化されているようなので、次にも期待。
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消防士だった父がつけた名前は蘭。 柳蘭のピンクの花は、焼け跡に真っ先に咲くのです。 新米の蘭が成長していく過程が描かれています。 小柄な女性消防士だからこそ活躍できる場面もあるのです。 ただ、酸素ボンベ事件は余計だな。。。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
お仕事系小説。テンポよくス〜イスイ。後半は迫力があり、おもしろかったです。 ▼男性ばかりの職場で紅一点の女性消防士。並の覚悟じゃ、きっと務まらない。とても勇敢だと思います。小隊のメンバーに口悪く怒られても、一人前の消防士になろうと必死で頑張る姿もけなげ。 ▼消防士として、体力では男性に負けるかもしれないけど、男性より軽い体重が役に立つ・・・そういう状況下もあるんだなぁ。男性にはかなわない部分も多いけど、こういう「女性ならでは」の役割もっともっとアピールして!と思いました。 ▼人の命を守るお仕事。現場でも訓練でも気を抜けないし、隊員が全員が無事に生きて帰ることが仕事。こうした人たちに私たちの生活は守られているのですね。ありがたいことです。いざとなったら全エネルギーを出せるように、せめて休めるときはゆっくり体を休めていただきたいと思います。そのためにもヘンな嫌がらせとか人間関係とかで悩みがあったら、早めに解決してほしいです。
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内容的にはこう言う成長ものは好きですし、十分面白く読めました。でも、ミステリーチックな内容入れる必要性無いような気がします。成長して行く過程を追うだけで十分じゃないかと思いますが…
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この本だけ読むと、男性作家が女性主人公を描く限界みたいなものを感じてしまいます。 そういう部分を除いて新米消防官の成長物語として読めば十分面白かったです。
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