プラハ冗談党レポート の商品レビュー

ヤロスラフハシェク【著】,栗栖継【訳】

2012/11/11

　反戦ユーモア小説「兵士シュヴェイクの冒険」で有名な（僕は知りませんでしたが）プラハの作家ハシェクが、実際に立候補して選挙戦を繰り広げた記録。
　発禁処分となったノンフィクション、という言葉からは想像もできないあまりに馬鹿馬鹿しい内容が素敵であります。
　関係者１人１人のくだらないエピソードを延々と紹介してこき下ろす。風刺として読むべきか、バカ話として読むべきか。面白いけど、ちょっと読みづらいかな。

2012/08/24

出版業界紙で紹介されていたユーモア・ノンフィクション小説。1911年のボヘミア王国（現在のチェコ）が舞台。帝国による形だけの議会政治を笑いのめすべく，作家，芸術家，編集者らが新党を結成。「法の枠内における穏健なる進歩の党」と称しあの手この手で選挙戦を仕掛けた事実を元にした小説。