無理(下) の商品レビュー
どんどん悪い方へ転がって行くんだけど、やっぱり先が気になって読んでしまう。最後はどうまとまるかと思ったけど、本当に救いようがない。みんな普通の人なのにいつの間にかこんな風になってしまうのは怖いと思った。
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タイトルの『無理』。読み終わったこちら側も、その救い様の全くない顛末に、受け入れることが無理である。 全くもって、憂鬱感に襲われるばかりの作品。
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他の方のレビューにもありますが、エンディングが。。何でそこでおわっちゃうかなぁ〜。最後に一捻り欲しかった。
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無理を積み重ねると無意味につながるのか⁈ ドカーンとやってゴチャゴチャになって、ハイおしまい。意図があるにしても、誰も救われないストーリーに感想もクソもない。と云う感想もあるのかな?
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ガールの作者の小説ということで時代を切り取ったような そういう作品を期待して手に取った長編です。 その実、余りに暗い5つの人生をすこしずつ切り取って 最後にどうしようもない結末に収斂するという、 なんとも読後感の悪い小説でした。 主人公が5人いるのですが、 そのどれもが微妙に...
ガールの作者の小説ということで時代を切り取ったような そういう作品を期待して手に取った長編です。 その実、余りに暗い5つの人生をすこしずつ切り取って 最後にどうしようもない結末に収斂するという、 なんとも読後感の悪い小説でした。 主人公が5人いるのですが、 そのどれもが微妙に虚しく、微妙に哀れで、 しかし微妙に救えないんですよね。 きっとリアルってのはこういうものなんだろうな、 とそんなことを思わされるくらいに 夢の無い人物造型が読んでてしみこんできます。 俺もひょっとしたらこの内の一人と余り変わらないんじゃないか、 そう思わされてしまったのが読後感の悪さに繋がっているのかもしれません。 もちろん、明確な結論がどの物語にも出なかったことも 読後感の悪さのメインだとは思いますが。 まぁただここまで色々言っておいて、 結構一気読みだったので、やっぱり筆力はあるなぁと。 その一点で☆4つとします。 いやー、しかし救いがないなぁ、人生は。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
文庫の帯を見てかなり期待したんだけど、 奥田英朗の長編の中ではこれがいちばんつまんなかったな。 お得意の群像劇犯罪小説。 キャラクターや状況はリアルなんだけど、 ストーリーにちょっと無理があるかな。 女性活動家と亀山が死んじゃうあたり、特に。 さ、次作に期待。
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早く先が知りたくて一気に読んだけど……、最後は「えっ、こういう終わり方?」と少し拍子抜けした感ありかな。前半が面白かっただけにちょっと残念な気がしたかも。
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群像劇。 皆が不幸になる話も珍しく思う。 誘拐された女子高生だけは可哀想だと思うけど、後は同情できないのが凄い。 エグいなぁ
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人生の歯車がほんの少し狂っただけでこうなっちゃうんだなー。「最悪」「邪魔」と同じく一気に読めたがラストは少し雑で残念。
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登場人物ごとにストーリーが展開していく。最後の最後のひとつの事件で交わることとなるが、その先は何も描かれていない。なんとなく、スッキリしないで終わった感覚。
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