信長死すべし の商品レビュー
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正親町帝と信長の確執.帝は光秀に信長暗殺の命を下すが、エビデンスは残さない朝廷のしたたかさ.俳諧師 里村紹巴が持参した帝の勅書に書かれていた発句は「ときは今天が下しる五月哉」.面白い構成の時代小説だ.
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さもありそうな話で、それぞれの思惑が絡み合って、結局よりずる賢い方がのらりくらりと生き残っていくのだ、、、それと生きがいとか男の本懐とかとは別の話で。それにしても、天皇家とはしぶといものだと今更ながら思う。暦を国家統一のシンボルと見る視点が良かった。
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各章が、正親町天皇、明智光秀、織田信長、近衛前久、徳川家康など本能寺の変が起こる時点でのそれぞれの思いを一人称で表しながら、本能寺の変に至る顛末を探る視点はまぁまあといったところ。 黒幕を正親町天皇と断定した展開なので、正親町天皇が骨太な人物として扱われている点と信長の皇室への見解が明快なのは新鮮ではあったが、それ以外にはこれといって興味深いとは思わなかった。 つまらなくはないが面白いとも言えない内容。
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「本の旅人」連載の単行本化。 明智光秀が主君織田信長を本能寺で討った原因は 正親町(おうぎまち)天皇の密勅だった、という設定 で、天正10年の1か月半を20の章に分けて書いて いる。 各章はそれぞれ1人の人物の観点で書かれており、 正親町天皇、明智光秀、織田信長、勅使近衛前久は...
「本の旅人」連載の単行本化。 明智光秀が主君織田信長を本能寺で討った原因は 正親町(おうぎまち)天皇の密勅だった、という設定 で、天正10年の1か月半を20の章に分けて書いて いる。 各章はそれぞれ1人の人物の観点で書かれており、 正親町天皇、明智光秀、織田信長、勅使近衛前久は 複数回登場する。 朝廷の信長に対する危機感や、信長の天皇観など、 史料的には確認できないものの、納得させられる書き ぶりで、「それぞれの思惑」をよく描いている。
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本能寺の変の主犯は正親町帝だとする。 帝の命を受けながらも自らの保身を第一に考える公家たちと、それに騙される光秀。 ▼内容紹介 「信長を粛清せよ」 明智光秀をはじめ、近衛前久、吉田兼和、勧修寺晴豊、里村紹巴、徳川家康ら、織田信長を取り巻く人々の動きから、本能寺の変を炙り出す歴史...
本能寺の変の主犯は正親町帝だとする。 帝の命を受けながらも自らの保身を第一に考える公家たちと、それに騙される光秀。 ▼内容紹介 「信長を粛清せよ」 明智光秀をはじめ、近衛前久、吉田兼和、勧修寺晴豊、里村紹巴、徳川家康ら、織田信長を取り巻く人々の動きから、本能寺の変を炙り出す歴史長編。『本の旅人』連載を単行本化。
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帝から下った密勅。 明智光秀の、じわじわ伝わる 嫌な汗をかくような切迫感、そして、信長死すべし…決断後の静けさ、緊張感。本能寺へ怒濤のごとく攻めいる様。見事、としか言いようがない。 女である私が、光秀に感情移入、最後には思わず涙がでてしまった。 本能寺の変、歴史上最大のミステリ...
帝から下った密勅。 明智光秀の、じわじわ伝わる 嫌な汗をかくような切迫感、そして、信長死すべし…決断後の静けさ、緊張感。本能寺へ怒濤のごとく攻めいる様。見事、としか言いようがない。 女である私が、光秀に感情移入、最後には思わず涙がでてしまった。 本能寺の変、歴史上最大のミステリー。
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