贖罪 の商品レビュー
疲れる
各々が自己主張をつづってるだけの内容で飽きる。
ななしの六兵衛
償うべきなのは誰?
映像を見るようにグングン読み進められました。 一人の少女が殺された事によって、現場に居合わせた遊び仲間4人に重くのしかかる犯人逮捕の責任。被害者の母親から求められた償いの十字架がやがて大人になった4人に負の連鎖を巻き起こします。 果たして償いは成されたのか。本当に償うべきなの...
映像を見るようにグングン読み進められました。 一人の少女が殺された事によって、現場に居合わせた遊び仲間4人に重くのしかかる犯人逮捕の責任。被害者の母親から求められた償いの十字架がやがて大人になった4人に負の連鎖を巻き起こします。 果たして償いは成されたのか。本当に償うべきなのは誰なのか? 多少強引かと思われる展開もありますが、引き込まれるおもしろさがあります。 映像の方も見てみたいです。
ミルク
一人一人の今に至るまで
たった一言がそれぞれの人生をめちゃめちゃにする怖さを見ました。 そしてラスト。 犯人は君だったのか…しかもそういうことをして…。 さすがイヤミスの女王!
鹿内美保
『贖罪』 感想 湊かなえの『贖罪』は、子供の頃の事件がその後の人生にどれだけ影響を与えるのかを描いた作品で、「贖罪」って何なのか、深く考えさせられた。特に、大人たちの身勝手さが際立ってて、エミリの母親なんかは最悪だった。子供たちには「一生忘れないで」って呪いみたいな言葉をかけた...
『贖罪』 感想 湊かなえの『贖罪』は、子供の頃の事件がその後の人生にどれだけ影響を与えるのかを描いた作品で、「贖罪」って何なのか、深く考えさせられた。特に、大人たちの身勝手さが際立ってて、エミリの母親なんかは最悪だった。子供たちには「一生忘れないで」って呪いみたいな言葉をかけたくせに、自分は都合よく忘れて逃げようとしてるのが本当に許せなかった。由佳の話も腹立たしくて、病気の姉ばかり優先する母親、無関心な父親に振り回されて、彼女自身が「自分なんていなくてもいいのかも」と思わされてるのがしんどかった。結局、この作品では大人の言葉や行動が子供たちの人生を決めてしまってるのに、誰もそれに責任を取ろうとしない。読めば読むほど、大人の「贖罪」って結局は自己満足なんじゃないか?って思えてくるし、本当に罪を償うことってできるのか、ずっと考えさせられる作品だった。
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全員性格に難アリでも人間なんてそんなもんよなー みんな自分の小さい頃に似てる部分あって良かった ごめんなさいはちゃんと言おう
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
個々の登場人物の話から、徐々に事件の全体像が判明していくいつもの感じ! やっぱりこのパターンは、先が気になってサクサク読み進められる、、! 子供の頃のトラウマは、大人になっても消えないんだなと思った。特に、今回はまともな大人が1人も出てきてないしね。(駐在さんがいるか!) それにしても、男どもが全員気持ち悪くて、、 あの4人に対する麻子の呪い感があって怖かった。 とにかく、イヤミス最高潮の作品。 あと、湊かなえの作品には絶対に美しい人が出てくるけど、やっぱり見た目は1番わかりやすい妬み嫉みのタネだよね。
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イヤミスの女王、湊かなえによるミステリー。湊かなえさんの特徴はやっぱり、色々な人の目線で物語がリレー形式で進んでいくので段々物語の全貌がわかっていくところでは無いのでしょうか。早く展開を知りたい!と進む手が止まりませんでした。今回は罪の連鎖「贖罪」です。こんなことが実際にあったら...
イヤミスの女王、湊かなえによるミステリー。湊かなえさんの特徴はやっぱり、色々な人の目線で物語がリレー形式で進んでいくので段々物語の全貌がわかっていくところでは無いのでしょうか。早く展開を知りたい!と進む手が止まりませんでした。今回は罪の連鎖「贖罪」です。こんなことが実際にあったら本当に嫌だ!と思ってしまいます
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イヤミスーー!!! 登場人物たちがリレー形式に語ることで真相が徐々に明らかになっていく小説大好き。 どの順番に語るか、どこまで語るかっていうのが絶妙で、続きが気になって仕方なかった。 事実がわかってスッキリ!!ではなくて、いやーな気持ちになる事はわかってるんだけど(湊かなえだし笑...
イヤミスーー!!! 登場人物たちがリレー形式に語ることで真相が徐々に明らかになっていく小説大好き。 どの順番に語るか、どこまで語るかっていうのが絶妙で、続きが気になって仕方なかった。 事実がわかってスッキリ!!ではなくて、いやーな気持ちになる事はわかってるんだけど(湊かなえだし笑)引き込まれるんだよなぁ。 同じ物を見ていても、人によって全く違う物に見えているのが、毎度のことながら面白い。
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どんどん読みたくなる話だった。全ての登場人物の話に引き込まれてどんどん繋がっていく感じが最高におもしろい 犯人の最後がどうなったのかも知りたかった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
湊かなえの、一人ひとりの視点から独白形式で語られるのが映えている作品だと感じた。各々が主観的に事件をどう捉えているのか、また最後は麻子の視点から語られることでまとまっていくのがよかった。それぞれがエミリの母親にかけられた「贖罪」という形の呪いが人生を壊していくのも、事件当時まだ幼かったことでより深く刻まれたのだと考えた。加えて、麻子が恨み続けていればまだよかったものの、本人は本人で整理をつけて、忘れてくれと思っていたあたりが痛々しくて好きだった。 「くまの兄弟」は切ないながらも本人が心神喪失していることでまた奇妙に感じられて特に好きだった。 しかし南条がエミリを殺したのだとしたら、なぜ殺すだけでなく性的暴行まで加えたのか些か疑問である。普通血のつながりのある実子に欲情するものだろうか。麻子を深く傷つけるためや捜査のかく乱目的であったとしても現場に体液を残しておくのは危険すぎないかと感じた。しかし、多くは語られないのが湊かなえ作品の美点でもあるし、この小説の本質でないのかもしれない。
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