蒼き狼の血脈 の商品レビュー
初めて(久しぶり?)に日本から離れた歴史小説を読んだ。最初は頭の中の情景をモンゴルに、更には騎馬民族に変換することが難しく、更に覚えづらい名前で世界に入り込みにくかった。それでも中盤からはバトゥとその周囲の人間とのやり取りや文章だけでも興奮するほどの戦闘シーンに魅了された。日本史...
初めて(久しぶり?)に日本から離れた歴史小説を読んだ。最初は頭の中の情景をモンゴルに、更には騎馬民族に変換することが難しく、更に覚えづらい名前で世界に入り込みにくかった。それでも中盤からはバトゥとその周囲の人間とのやり取りや文章だけでも興奮するほどの戦闘シーンに魅了された。日本史の中で「元寇」として登場したチンギス、フビライにこのような物語があったとは。また新たな世界を見ることが出来た気がする。また騎馬民族の話を読んでみたいと感じた。
Posted by
モンゴル!壮大だなぁ〜 三国志や水滸伝の舞台となる中国が小さく感じる 元はこの後の国なんだとわかった
Posted by
日本でのモンゴル帝国の有名人といえばまずチンギスとフビライだけど、東ヨーロッパではこの作品の主人公、バトゥも加わると思う。西方司令官として自身はハンガリーを占拠し、別動隊をしてポーランドも荒らしまわった人なのでヨーロッパ史に興味のあるアジア人としては面白く読めた。ただし小説化され...
日本でのモンゴル帝国の有名人といえばまずチンギスとフビライだけど、東ヨーロッパではこの作品の主人公、バトゥも加わると思う。西方司令官として自身はハンガリーを占拠し、別動隊をしてポーランドも荒らしまわった人なのでヨーロッパ史に興味のあるアジア人としては面白く読めた。ただし小説化された歴史事象が気になるからどんどんページをめくったということで、物語としての吸引力は高くないかもしれない。主人公と盟友モンケ・ハンをはじめとする蒙古人やアレクサンドル・ネフスキーなど同時代の世界の有名人たちがもっと魅力的に描かれていたら、万人に勧められるのになぁ、とちょっと残念に思った。
Posted by
かっこいいな、バトゥ。 アガフィアとの関係が、ビジネスパートナーで終わるところにぐっと来る。 男女の恋仲になっていいのにねぇ。 ラスト近くに姿を現すクビライの存在が、いいです。 歴史の教科書では、チンギスとクビライの存在がやはり大きいです。そのクビライが、才能を隠さなくなって...
かっこいいな、バトゥ。 アガフィアとの関係が、ビジネスパートナーで終わるところにぐっと来る。 男女の恋仲になっていいのにねぇ。 ラスト近くに姿を現すクビライの存在が、いいです。 歴史の教科書では、チンギスとクビライの存在がやはり大きいです。そのクビライが、才能を隠さなくなってきたところで、物語は終わるのです。 歴史は続くよ、っていうさりげない演出のようで。 しかし、バトゥかっこいい。
Posted by
生涯を描き切っているわけではないが実によく描かれていてとても良かった。モンゴルシリーズらしいので次の作品も期待している
Posted by
モンゴル帝国の3〜4代目の話。 物語は十分面白いのだが、モンゴルというだけで、物語と違うことを連想しはじめ悶々。
Posted by
- 1