満員電車 の商品レビュー
霧原回春王道路線に加えられたエッセンスが刺激的
基本的には一連の霧原作品で描かれる義父と嫁との回春路線だが、これに散りばめられたエンセンスが刺激的な作品に仕上がっている。 まずは言うまでも無く電車痴漢。単に義父と嫁が車内で痴漢プレイをイタすだけでなく、話のきっかけにもなる官能的な前触れが冒頭に描かれている。そして、中盤か...
基本的には一連の霧原作品で描かれる義父と嫁との回春路線だが、これに散りばめられたエンセンスが刺激的な作品に仕上がっている。 まずは言うまでも無く電車痴漢。単に義父と嫁が車内で痴漢プレイをイタすだけでなく、話のきっかけにもなる官能的な前触れが冒頭に描かれている。そして、中盤から後半にかけての橋渡しとして挿み込まれる映画館での戯れ。これがまたいやらしい。普段は上品でお淑やかな嫁が外で見せる別の一面や、一旦昂ぶると抑えが利かなくなる淫らなギャップを描くものではあるが、ここには義父でも夫でもない、家の外ならではの要素が実に上手く、淫猥に用いられているのである。 嫁の他に行きずりの女性のような若いサブヒロインが官能面で彩りを加えており、同時に、淫らなオンナの本性のような部分で嫁との共通性を垣間見せつつ、何となくのやるせなさのようなものを醸し出す役割をも担わせていると思われる。ただ、これは果たして必要なファクターだったのかな?むしろ、ヒロインは嫁1人に絞り、その戯れや情交をもっと増やして、嫁だけで表現することもできたんじゃないかな?と感じる部分も無いではない。 スカッとしない幕引きもまた何とも言えない雰囲気を漂わせているが、これは、まぁ、あれだけ好き勝手にヤッてきたのだから致し方ないというか自業自得というか、身から出た錆ということか?
DSK
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