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腕貫探偵、残業中 の商品レビュー

3.6

54件のお客様レビュー

  1. 5つ

    5

  2. 4つ

    22

  3. 3つ

    19

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

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2023/05/13

腕貫さんの所には食事の時も非番の時も相談が舞い込む、シリーズ第二作。  腕貫さんも宛ら、ユリエちゃんのキャラが良かった。 クオリティも申し分なし。

Posted byブクログ

2020/07/11

腕貫探偵シリーズの連作短編第2弾、かな? 最初の短編から定石を外して、いきなりレストランが襲撃され、その客の中に腕貫さんがいるという設定だ。いつもの簡易机とパイプ椅子じゃないところが、ちょっぴり残念な気がした。他の短編でも定石を外しているのがあって、変化球ぽい。私としては、定石の...

腕貫探偵シリーズの連作短編第2弾、かな? 最初の短編から定石を外して、いきなりレストランが襲撃され、その客の中に腕貫さんがいるという設定だ。いつもの簡易机とパイプ椅子じゃないところが、ちょっぴり残念な気がした。他の短編でも定石を外しているのがあって、変化球ぽい。私としては、定石の方がすっきりしていていいんだがなあ。でもまあ、腕貫さんになついてしまう女子大生の住吉ユリエが男前でかっこよく、腕貫さんと同じ美食家というのがなかなか面白かったかな。事件のトリックのほうは、無理無理感横溢だけどね。

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2020/03/12

前作同様の連作ミステリー。 人をバカにした発言の多い探偵という印象でしたが、今作はプライベートだからなのか少しやわらかめ? 前より不快な印象はなく、むしろちょっとおもしろい。 彼に惹かれる物好き美人のおかげかな。 相変わらず推理力はすごい。 予想外の結末か多く楽しめました。

Posted byブクログ

2020/03/07

今作の腕貫さんは、時間外労働というか、プライベートな時間に持ち込まれた相談の謎を解き明かしていきます。 グルメな腕貫さん…風体や表情は相変わらずですが、そんな一面も見られて、だけど鋭い視点での謎解きには相談者と同じく、聞き入るように読み進めてしまう。 それぞれの話の登場人物の細や...

今作の腕貫さんは、時間外労働というか、プライベートな時間に持ち込まれた相談の謎を解き明かしていきます。 グルメな腕貫さん…風体や表情は相変わらずですが、そんな一面も見られて、だけど鋭い視点での謎解きには相談者と同じく、聞き入るように読み進めてしまう。 それぞれの話の登場人物の細やかな描写も、現実にいそうな感じがしてしまうくらい、物語に入っていけるし、やっぱり面白かった。

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2020/02/17

読書録「腕貫探偵、残業中」3 著者 西澤保彦 出版 実業之日本社文庫 p66より引用 “「一般的な市民にとって役人の杓子定規ぶ りは、彼らの常識に馴染むものではありませ んからね」” 目次より抜粋引用 “体験の後  雪のなかの、ひとりとふたり  夢の通い路  青い空が落ちる...

読書録「腕貫探偵、残業中」3 著者 西澤保彦 出版 実業之日本社文庫 p66より引用 “「一般的な市民にとって役人の杓子定規ぶ りは、彼らの常識に馴染むものではありませ んからね」” 目次より抜粋引用 “体験の後  雪のなかの、ひとりとふたり  夢の通い路  青い空が落ちる  流血ロミオ”  街のあちこちに出没する役所の相談窓口と、 そこにいる事務員の記号のような男に持ち掛 けられる出来事を描く、短編連作ミステリ小 説。シリーズ第二弾。  夕食時のカフェレストラン、食事を楽しむ 客の幸福な時間は、日常生活からかけ離れた 格好の三人組によって突然壊された…。  上記の引用は、主人公・腕貫男の台詞。 多くの人と公平に接するためには、杓子定規 な態度で臨むのが一番無難なのかもしれませ んね。少しでも個人と親しくしたら、癒着が どうとか言われかねないのでしょう。  神出鬼没で現実の人間かどうかその存在が 不思議な腕貫男でしたが、どうやら役所に問 い合わせたら普通に連絡もとれるようです。 今巻では出番も台詞も多くなった腕貫男、し かしまだ名前も分かりません。その人の一番 わかりやすい目印がないことが、一番特徴と なっている気がします。登場人物の多くが特 徴的で珍しい苗字なので、名もない主人公と の対比がより強く表れているのではないでしょ うか。 ーーーーー

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2020/01/28

キャラがどれもたっていていい。腕貫さんが決まった無機的だった前作と違って、美食家で美女に好かれるという人間造形もされていい。なんといっても、なんで、どうして?という謎の問題提起がめちゃめちゃいい。

Posted byブクログ

2019/09/02

腕貫探偵の続編。 今回は前とは違い、腕貫さんは毎回毎回ちらっと出るくらい。 とにかく神出鬼没だが、 時間外は、美味しいお店に現れるという要素が追加された。 メインは語り手の主人公で、 都度都度人物は語るものの、 いろんな人の目線で語られる「腕貫さん」という人物が輪郭をなしてい...

腕貫探偵の続編。 今回は前とは違い、腕貫さんは毎回毎回ちらっと出るくらい。 とにかく神出鬼没だが、 時間外は、美味しいお店に現れるという要素が追加された。 メインは語り手の主人公で、 都度都度人物は語るものの、 いろんな人の目線で語られる「腕貫さん」という人物が輪郭をなしていくのは面白い。 難読な名前も特になく、さらりと読み終えた。

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2019/06/14

楽しかったです。腕貫さん、今回は腕貫抜きなんですが、最初の事件に居合わせたのから始まって、彼をだーりんと呼ぶ女性ができたりして、作者自身も楽しんで書いているんだろうなと思えます。彼女のキャラはいいですね。大好きです。市役所の職員が食道楽ってのはちょっと金銭的に大丈夫なの?と思った...

楽しかったです。腕貫さん、今回は腕貫抜きなんですが、最初の事件に居合わせたのから始まって、彼をだーりんと呼ぶ女性ができたりして、作者自身も楽しんで書いているんだろうなと思えます。彼女のキャラはいいですね。大好きです。市役所の職員が食道楽ってのはちょっと金銭的に大丈夫なの?と思ったりもしましたがこういう繋がりは残業設定として上手いなと感心しました。どの事件もちょっと結末がほろ苦いのが西澤さんらしいなと思います。

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2017/08/26

口数少ない市役所なんでも相談係 個人的相談も受けるが、事件につながる謎も 市民の心が安らぐように解説してしまう! ダーリンと慕ってくる女子大生と知り合い 事件とますます関わるのだ

Posted byブクログ

2017/06/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

腕貫探偵シリーズ第二弾。今回は勤務時間外の腕貫さん。グルメなんですね〜。そのグルメぶりで趣味を同じくする女子大生から「だーりん」と呼ばれているとは。最終章では腕貫さんは登場も謎解きもせず、お店の予約だけ、その女子大生が謎解きのヒントを与える活躍。今回は事件の真相が苦いものが多かった。

Posted byブクログ