バットマン:R.I.P. の商品レビュー
数十年前の過去作まで伏線にしてしまう物語のアクロバット。ドミノ倒しのようなラストも鮮やかだが、ここまでして続刊未定とはヒドいなあ。
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バットマンは父親に殺された…という衝撃的なコピー文からの一冊。ブラックグローブに引き続きイザベラといちゃいちゃしながらも、ブラックグローブの正体を追い続けるバットマン。その最中、ブラックグローブからの精神攻撃を受け…バットマンは用意周到な戦い方で知られますが、彼の用意周到ぶりがそこまで至っていたとは!とときめき。姑息なときもあるけれど、こういう所がひたすらカッコイイのが、バットマンが愛される理由なんだろうなあ、とほくほくしました。個人的にトニー・ダニエルの絵がセクシーでとっても大好きなので、彼の美麗なアートにもトキメキ。 でも、本編より先に、後半に入っている黒の事件簿を読むのがお勧め。古い話の設定がモリソンによって脚色され、生き返る様がなかなか楽しい。 バットマン・アンド・サンからのモリソン脚本作翻訳の一旦執着地点です。今までの邦訳って、一冊単発で読めるものが多かったですが、続けて読むとやっぱり面白い。自分が原書に手を出し始めたのもこの後の話からなので、色々感慨深い本でした。邦訳予定は無いようですが、続きのBatman:Battle For The Cowlも邦訳される日を切に・・・(´;д人)お願いします・・・!
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