原発事故後の環境・エネルギー政策 の商品レビュー
セミナーを書籍化したものなので、話し言葉というのが読みやすかった。橘川教授の説明が、阪神をたとえに持ってきたりしていて、わかりやすくて、思いのほか面白かった。 「再生可能エネルギーを可能な限り取り入れるということと、それから省エネルギーを進めて電気の消費量自体を減らしていくとい...
セミナーを書籍化したものなので、話し言葉というのが読みやすかった。橘川教授の説明が、阪神をたとえに持ってきたりしていて、わかりやすくて、思いのほか面白かった。 「再生可能エネルギーを可能な限り取り入れるということと、それから省エネルギーを進めて電気の消費量自体を減らしていくということと、火力発電の技術革新によって、特に石炭ですけれども、焚いても二酸化炭素が出ないような技術をつくる、この3つを全力でやりきった上で、やり残しが残った分が原子力のウエイトになるという、原子力を引き算で決めるという考え方です。 …こういう引き算論を言いますと、推進派の人たちからは思想がないというふうに怒られまして、反対派の人たちからは夢がないと、両方から怒られるという、こういう立場です。ただ私は阪神ファンなので、割と人から批判されるのが、ちょっとマゾっ気がありますので、逆に嬉しかったりしますのですが、…」 「阪神ファンなのでよく言うのですが、再生(可能エネルギー)は素晴らしい、そういう意味では藤川だと、原子力は、アメリカからやってきたスタンリッジで、現状はノックアウトされた状態にある。今、6回だとすると、6回から藤川を使うわけにはいかない。そうすると小林(宏)が今ちょっと使えなくなってしまっているので、…、7回、8回は榎田とか渡辺とかで繋がなくてはいけない。それが火力です。」など。
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