アイガモがくれた奇跡 の商品レビュー
すっかりおなじみとなったアイガモ農法を全国的に広めた立役者でしょう。「家族が食べることが第一」と消費者のためにだけに無農薬はできない、と言い切る。自信にあふれてるようにも見受けられる。 有機農業はその「手間のかかり方」から敬遠されがちなよう。消費者の私にはイメージが凝り固まっ...
すっかりおなじみとなったアイガモ農法を全国的に広めた立役者でしょう。「家族が食べることが第一」と消費者のためにだけに無農薬はできない、と言い切る。自信にあふれてるようにも見受けられる。 有機農業はその「手間のかかり方」から敬遠されがちなよう。消費者の私にはイメージが凝り固まっている。 著者は繰り返し壁にぶつかりながらも、「火星にいくわけじゃないし」とできる、できると自らに言い聞かせ、草と戦い、アイガモを食べる犬やカラスと戦う。身を結んだ「アイガモ水稲同時作」は世界的にも高く評価される結果になった。 「農業の近代化は人間労働を石油エネルギーに置き換える過程」という指摘はなるほどなー、と思う。エネルギーの根本的なありかたが問われている今、産業としてのあり方が問われているかもしれません。
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