たくましく生きよ。 の商品レビュー
「津波で家や家族、身の回りの物すべてを失った子どもたちに、学校教育は、教師はいったい何ができるのか」 この本は、東日本大震災で校舎が全壊するなどの大きな被害を受けた、石巻市立雄勝中学校における1年間の教育の記録です。 雄勝中学校は、震災後、廃タイヤを用いた復興輪太鼓の公演を東...
「津波で家や家族、身の回りの物すべてを失った子どもたちに、学校教育は、教師はいったい何ができるのか」 この本は、東日本大震災で校舎が全壊するなどの大きな被害を受けた、石巻市立雄勝中学校における1年間の教育の記録です。 雄勝中学校は、震災後、廃タイヤを用いた復興輪太鼓の公演を東京駅やドイツで行うなど、マスコミにも多く取り上げられました。 今までの教育環境が津波によって大きく壊された状態で、「子ともたちのためにできることは何でもやる」ということで、今までの既成概念にとらわれず本質のみを見つめて、様々なネットワークを活用して、校長をはじめとした先生方が奔走された様子が描かれています。 現在、教職課程を受講している人や、学校教育や地域コミュニティに関心のある方などにお勧めします。 (2012ラーニング・アドバイザー/シス情SATO) ▼筑波大学附属図書館の所蔵情報はこちら http://www.tulips.tsukuba.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=1445509&lang=ja&charset=utf8
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東日本大震災で壊滅的な被害を受けた石巻市立雄勝中学校の前校長である佐藤先生が記された一年間のドキュメントである。どんなに厳しい環境の中にあっても常に前向きに子供たちに夢を与え続けた佐藤先生の、その「思い」に感動します。完全な復興を心より祈り続けたいと思います。
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