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宝島 の商品レビュー

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8件のお客様レビュー

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2021/06/25

12月のある夕暮れのこと、灯台守をしている女性(クレ-ル・ユバック・ド・ボリバ-ジュ)が砂浜に流れ着いたトランクを拾い上げ、1冊の古い本を見つけます。 ロバ-ト・ルイス・(判読不明)が書いた『宝島』という挿絵のある本でした。 彼女が本のページをめくると、絵の中の人物(頬...

12月のある夕暮れのこと、灯台守をしている女性(クレ-ル・ユバック・ド・ボリバ-ジュ)が砂浜に流れ着いたトランクを拾い上げ、1冊の古い本を見つけます。 ロバ-ト・ルイス・(判読不明)が書いた『宝島』という挿絵のある本でした。 彼女が本のページをめくると、絵の中の人物(頬に刀傷のある18世紀の荒っぽい船乗り)が部屋の暖炉の前に現れて、海賊の宝を隠した地図の話を語り始めるのでした・・・。イギリス人作家R.L.スティ-ヴンソンの原作を迫力ある挿画とともに再構成された名作絵本シリ-ズの一冊です。

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2020/06/04

読友さんに勧められたものの、海外作品が苦手なわたしは『宝島』を楽しむために、絵本で読んでみました。 原作は主人公のジム少年の語りで展開されていますが、こちらの語り手は女性です。 彼女はある日、砂場に流れ着いたトランクから1冊の本を見つけ持ち帰り、捲っていると物語の登場人物が入れ...

読友さんに勧められたものの、海外作品が苦手なわたしは『宝島』を楽しむために、絵本で読んでみました。 原作は主人公のジム少年の語りで展開されていますが、こちらの語り手は女性です。 彼女はある日、砂場に流れ着いたトランクから1冊の本を見つけ持ち帰り、捲っていると物語の登場人物が入れ代わり立ち替わり現れるというもの。 最初に登場するのはビリー・ボーンズ。宝島の地図をもたらした元海賊。 この荒くれ男が『宝島』を語りだします。 次に地元の紳士トレローニ、続いて、3年間も島に置き去りにされた哀れな男ベン・ガン。 そして、主人公のジム。 最後に、のっぽで片足海賊の悪党、ジョン・シルヴァーが物語の結末を語り、あるものを置き去りにして物語の世界へ戻ってしまう。 と言ったものです。 絵本で読んだものの、やはり海外作品が苦手と思うわたしでした

Posted byブクログ

2020/01/25

冬のある日、灯台守の女性が砂浜で「宝島」と書かれた本を拾う。文字は消え挿し絵だけの本を見ていると、その本の登場人物が次々と現れ、宝島のストーリーを語り始める。 ちょっと変わった宝島のリメイクもの。

Posted byブクログ

2020/01/16

12月の夕べ、女性灯台守が浜辺で本を拾います。 それはボロボロの「宝島」で、挿絵しか残っていません。 さて、その挿絵は動き出し、灯台守へ語り出します。 宝島の物語が、登場人物の言葉で紡がれていくのです。 味のある絵で世界観が補強されている一冊。

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2016/01/18

記憶が定かでなかったため、この絵本で読み返してみた。 大人も楽しめる内容。 物語がしっかり読める、小学高学年以上におススメ。

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2014/07/03

小さい頃に読んだきりだったが、だいぶ覚えていないところが多かった。冒頭にある作者からの海賊や冒険に心をときめかせる少年達へ、という言葉にふさわしく、冒険というテーマを、もとにこれ以上ないといえるほど完璧に書かれた名作だと感じた。

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2013/08/02

ご存じ『宝島』を、大胆に構成し直して、 美しい絵と共に物語の世界へいざなってくれる1冊。 本来の『宝島』は主人公の少年ジムの語りで進んでいくが、 この絵本の語り手は灯台守(←この役職がまた素敵!)の女性で、 海で拾ったトランクに入っていた古い本を夜に読もうとしたところ、 登場人物...

ご存じ『宝島』を、大胆に構成し直して、 美しい絵と共に物語の世界へいざなってくれる1冊。 本来の『宝島』は主人公の少年ジムの語りで進んでいくが、 この絵本の語り手は灯台守(←この役職がまた素敵!)の女性で、 海で拾ったトランクに入っていた古い本を夜に読もうとしたところ、 登場人物たちが目の前に出現して、自分の話を語りだすという設定。 なんだか演劇の一場面のよう。 こっくりとしたタッチで、なおかつ端正な出来のフランソワ・ロカの絵が蠱惑的。 でっかいオウムが現実世界に取り残されるという終わり方も私好み。 そうそう、全体を通していろいろな海賊が出てくるのだけど、 海賊といったらやっぱりラム酒で、 なんだかやたらとラム酒が飲みたくなった。 カッコイイんですもの、嵐の夜に、ゆったりしたチェアに座って、 ラム酒をちびりちびりやりながら冒険の本を読む…くぅー、たまらんね!

Posted byブクログ

2012/08/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

小峰書店の愛蔵版世界の名作絵本シリーズ。 宝島にふさわしい、少し荒々しくて迫力ある画で相変わらずすばらしい挿絵だと思った。 絵本にするにあたりナレーターを女性に変更してあるのがおもしろい試みで、男性中心の宝島の世界を再構築させて新しい魅力を醸し出している。

Posted byブクログ