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幸せに向かうデザイン の商品レビュー

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9件のお客様レビュー

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2014/04/29

ソーシャルデザインを考えるために読んでみた。井上英之さんの話がずいぶん面白くて、社会起業家がプチブームになってるんじゃないか、という危惧に妙に納得。仕事って、自分の中に起源がある動機でやってれば、たとえ起業家でなくとも自分のやりたいことはある程度実現する。何もかもをすぱっと解決す...

ソーシャルデザインを考えるために読んでみた。井上英之さんの話がずいぶん面白くて、社会起業家がプチブームになってるんじゃないか、という危惧に妙に納得。仕事って、自分の中に起源がある動機でやってれば、たとえ起業家でなくとも自分のやりたいことはある程度実現する。何もかもをすぱっと解決する大きな力が出現することを期待したり、力がないことを嘆いたりしないで、自分のできることからやる。その中でさらに、もっと何か良くできるんじゃないかなあ、と思った先にあるのがソーシャルデザインなのかもね、と思いました。

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2013/04/02

インタビュー形式は読みやすいし、とっつきにくい。 でも別に読まなくてもいい。読んでもいい。 そんな本。

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2013/02/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

タイトルの通り、様々な形でのデザインを通して、世の中が変わってきている、その流れを対話形式で紹介した本。 対話形式を乗せることで情報の消失はすくないが、その分自分で読みとらなければならないので、少しの骨はおれる。 ・ひつじ不動産のところがなかなか好きだった。  事業者介在型のシェア住宅。だからこそニュートラルな関係の場所が生まれる。目立つ声が大きい一部の人ではなくて、普通のサイレントマジョリティをターゲットに。 ・ファブラボ 市民でのものづくり支援 ・えがおつなげて 都市と農村をつなげる資源循環型 ・高知を中心とした一次産業再生プロジェクト ・介護トラベル ・xchange古着交換イベント  自分の生活が確かになってはじめて、情報発信やシェアとかにつながる。生活を大事にすることが全ての問題を解決する第一歩につながる ・ミュージックセキュリティ ベンチャー音楽家に投資できる箱  気持ちを大事にして投資すること。 ・プロジェクトシート 自分の興味・趣味・自慢・人生の振り返り。 ・顧客を設定してどんな価値を生み出すか。自分のことを知っている仲間がいて、いま描いている夢を共有できている居場所があることで、挑戦の土台につながる。 ・地域に貢献したいと思っている人がいるのに自信がなくて踏み出せない。ありだよねと思えることがまず大切。 ・DTO design to order 使う側の要望をデザインや設計に反映し、在庫リスクを減らして開発する。 ・所有せずに機能を共有する経済。モノを増やさずに満足を得る知恵。ものを所有していないほうが生活の自由度はあがるはず。 ・共有については権利・物理・時間のそれぞれの要素がある。 権利とは株など。物理は車や家など。時間は電力など。 ・モノの製造と経済清涼を分離する未来が起こらざるをえない。金融ではリバースモーゲージなどがおもしろい。家を担保に融資をうけ、家の価値を現金化する。 ・ブランディングは点ではなく、面で取り組むようにならねばならない。

Posted byブクログ

2012/10/26

ボトムアップではあるが確実に世界が変わってきている. その一端を感じさせる本. 印象に残っているのは,ひつじ不動産の回の, 絆とかシェアとかいうのが大事ではなく,ただ必要だったからやってきただけという話. キーワードに踊らされるのではなく何が本当に必要なのかをもっと考えていくべき...

ボトムアップではあるが確実に世界が変わってきている. その一端を感じさせる本. 印象に残っているのは,ひつじ不動産の回の, 絆とかシェアとかいうのが大事ではなく,ただ必要だったからやってきただけという話. キーワードに踊らされるのではなく何が本当に必要なのかをもっと考えていくべき.

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2016/12/01

コミュニケーションデザイナー永井一史とコミュニティデザイナー山崎亮が広い意味での「デザイン」にかかわる人たちへのインタビューを通じてこれからの時代において幸せになるために必要なことを考える。 設計演習において発見し、解決したいと考えている課題は単なる建築の物理的操作だけでは対処で...

コミュニケーションデザイナー永井一史とコミュニティデザイナー山崎亮が広い意味での「デザイン」にかかわる人たちへのインタビューを通じてこれからの時代において幸せになるために必要なことを考える。 設計演習において発見し、解決したいと考えている課題は単なる建築の物理的操作だけでは対処できないものが多い。それは人と人とのつながり、人と地域や社会との関わりから解決されるべきものである。そういったソーシャルな問題を考えるとき、この対談集は解決のヒントを提示してくれるかもしれない。(建築学科) 配架場所:工1B・建築 請求記号:217-0:N.8 ◆東京大学附属図書館の所蔵情報はこちら https://opac.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/opac/opac_details/?reqCode=fromlist&lang=0&amode=11&bibid=2003072767&opkey=B148056272313578&start=1&totalnum=1&listnum=0&place=&list_disp=20&list_sort=6&cmode=0&chk_st=0&check=0

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2012/09/25

2012.09.25 毎日普通に生活しているとよくわからないが、確実に社会が変化している気がする。経済の発展と幸せを分離して考えるべきだという発言があったが、多くの人がその方向に向かって様々なチャレンジしているのではないか。ものすごく刺激を受けた。自分自身もはやくシフトしなければ...

2012.09.25 毎日普通に生活しているとよくわからないが、確実に社会が変化している気がする。経済の発展と幸せを分離して考えるべきだという発言があったが、多くの人がその方向に向かって様々なチャレンジしているのではないか。ものすごく刺激を受けた。自分自身もはやくシフトしなければいけない。

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2012/08/29

山崎さんのデザイン論はいつも大なり小なり地域を対象にしてて、その中心には住民と風土がある。ただ、本著は主に新しい働き方をしたりコミュニティを対象とした新しいビジネスの形をする人へのインタビュー集であり、正直、彼らの仕事内容も価値観も手法も情報量の少なさの問題等で中途半端、山崎さん...

山崎さんのデザイン論はいつも大なり小なり地域を対象にしてて、その中心には住民と風土がある。ただ、本著は主に新しい働き方をしたりコミュニティを対象とした新しいビジネスの形をする人へのインタビュー集であり、正直、彼らの仕事内容も価値観も手法も情報量の少なさの問題等で中途半端、山崎さんの独自性も発揮されてない。しかも、幸せにもデザインにもあまり拘らずに話が進む。題名付け、間違い。

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2012/07/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「21世紀、あなたの大切な人たちと幸せになるために必要なものとは?」 という問いについて、各々のフィールドで活動する専門家たちにインタビューをしながら、これからの時代を考えていこうという趣旨の書。 それぞれユニークな活動をされている方達なので、どれも面白いのだが、個人的に特に興味を引いたのは、以下のとおり。 ・「ファブラボ」  初めて知ったが、要はDIYのようなモノづくりができる地域の集会所のようなイメージだろうか。 日本でも鎌倉をはじめとして、展開が始まっているそうな。 消費の時代が終わりを迎えて、自分達でモノづくりができる、修理ができる、リメイクができる、そういう「場」って結構いいかもしれない。 そこにアドバイスをくれる専門家がいるととても助かるし。 今後注目していきたい。 ・「ひつじ不動産」の北川さんの語る「シェアハウス論」 今、シェアハウスブームだが、北川さんが言うには、以前から裏(あまり表だってということではないという意味で)では、ずっとシェアハウス文化はあったと。 ゲストハウスとして、ニーズがあってそれをマッチングする人がいて、地味にその文化を育んできたと。 それは、ツイッターとかフェイスブックとかは関係ない。 「絆」とか「シェア」うんぬんの時代性もあまり関係ないと。 必要とする人がそこにいたということ。 ただ、それだけのこと。 あとは、共通性と多様性のバランスが大事だと。 ・「トラベルヘルパー」 これがいちばん、興味深かった。 介護の必要な人に旅行サービスを提供するNPOの事例だが、超高齢社会を迎えるこれからの時代において、ニーズが益々増えるだろうし、被介護者のQOLを高めるという意味でも、非常に大事な仕事だと思った。 年とともに、できなくなることが増えていく中で、「旅行に行けた」という経験は、大変な自信につながるだろうし、日ごろの生活もきっと変わってくると思う。 そうなれば、介護する方の負担も多少軽くなるというお話は、新しい視点だと思った。 などなど、その他にもいろいろあるが、もう一点だけあげると、ドネーション(寄付)をベースとする活動の限界の話が気になった。 確かに、なんとなくNPOとかって、社会の課題を解決するために重要な役割を果たしているところもあるが、どうしても一定のフィールド内で自己満足的にやっているイメージがあった。。 サスティナブルという面から考えると少々弱い部分だと思うので、その解決策をこれから考えて、実践していくというフェイズに入ったのかな。 全体を通して、「豊かさ」の定義がモノから「つながり」にシフトしてきていて、そこでどういう生き方を選択するか、みたいなことをすごく考えさせられた。 私は新しい道、自分が幸せだと思う道を選択したい、と思った。

Posted byブクログ

2012/06/23

様々な分野の人との対談がのっており、どれもおもしろかったが、 いくつかの社会起業の本の監修で有名な、井上英之氏との対談が個人的には一番おもしろかった。 様々なデザインについて、さらに学びたくなりました。 対談形式というのは少し読みにくかったので、☆一つ減らして4つにしました。

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