建築のデザイン科学 の商品レビュー
『建築のデザイン科学』読んだ。なんか変な本で、最後の第5章と前4章があんまり関係ない。最後の一文には共感。 ところで、要求仕様を決めることもまたデザインであり、記述することは鰻を掴むようなものである、という観点が足りない希ガス。 ゴリゴリと分析哲学で展開してるけど、残念なこと...
『建築のデザイン科学』読んだ。なんか変な本で、最後の第5章と前4章があんまり関係ない。最後の一文には共感。 ところで、要求仕様を決めることもまたデザインであり、記述することは鰻を掴むようなものである、という観点が足りない希ガス。 ゴリゴリと分析哲学で展開してるけど、残念なことにトートロジー感が満載であった。「つまり完璧なデザインなるものは存在しない」くらい言って欲しかったなー。 あと、形式的記述を急ぎすぎてないかな。なんか「何をどう記述すべきか」よりも「いま記述できるものからとりあえず記述する」になってる感。 そもそもデザインとは何か、みたいな哲学がないから、分析が宙に浮いてる。学問的動機と哲学を語ってから書いて欲しい。つまり「日本建築学会編」っていう時点でそれができないわけで出版プロジェクトとして出発点から足かせがあったんじゃないかなー。 しかも、これって、まだ「科学」と言うにはねえ。。。うーむ。。。
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