つなみのえほん の商品レビュー
この本に掲載されている五行詩、震災の1年後に見学させていただく機会のあった、南三陸町のベイサイドアリーナで掲示されていたものを目にしました。 この短い詩が、被害の写真や映像と同じぐらい、あるいはそれ以上に心に響いたことが印象に残っています。
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工藤さんの書く五行歌は、多くの人の心を動かします。 東日本大震災で津波から逃れ、避難所で暮らす中でつづったお礼の五行歌が曲がつけられCDに。避難の記憶を伝えようと作品の展示会、紙芝居、ワークショップなどを開催、全国放送や、2012年2月15日中日新聞、東京新聞取材記事にも取り上げられました。 その紙芝居をベースに、えほんにまとめたものが、この本です。 絵と文章と五行歌から体験談が語られています。 おかげさまで、本の帯に書ききれないほど多くの方から推薦もいただきました。 つなみの記憶を語り継ぐために、多くのみなさまに読んでいただきたい一冊です。 市井社紹介ページ↓ http://5gyohka.com/shiseisha/tunami.html
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2011年3月11日の記憶。南三陸町のくどうまゆみさんは、なんとか大津波から着の身着のまま逃れ、避難所ですごしたこと、その体験を多くの方、未来へと語り継ぐために紙芝居を作りました。この絵本は、その紙芝居をもとにつくられたえほんです。 著者の工藤さんは、 「ふるさとの豊かさと悲しみを忘れないで生きてゆくために、私はつなみのえほんを描こうと思いました」とあとがきに書かれています。 1000年先にあるかもしれない津波から、未来の人たちを守りたい。祈りのえほんです。 ブログにもメイキング・ストーリーをつづったので、よかったら見てください。 ◇つなみのえほんができるまで http://shiduku.cocolog-nifty.com/heart/2012/04/post-53af.html ◇つなみのえほんができるまで(Part2) http://shiduku.cocolog-nifty.com/heart/2012/05/part2-a727.html
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