老けたくなければファーストフードを食べるな の商品レビュー
学生時代は主食にしていたようなファーストフードですが、最近はあの油の匂いが体に受け付けなくなり食べる機会がかなり減りました。ファーストフードより「蕎麦」を食べるのが好きになってきた私は年のせいかなと思っていましたが、このようなタイトルの本に出逢うと元気づけられます。老化するのは仕...
学生時代は主食にしていたようなファーストフードですが、最近はあの油の匂いが体に受け付けなくなり食べる機会がかなり減りました。ファーストフードより「蕎麦」を食べるのが好きになってきた私は年のせいかなと思っていましたが、このようなタイトルの本に出逢うと元気づけられます。老化するのは仕方ないことかもしれませんが、食生活を工夫することで少しでも老化を抑えたいものですね。 以下は気になったポイントです。 ・脳は臓器としては全体の2%程度しかないが、安静時でのグルコース消費量は18%もある、心臓は11%、肝臓で20%、筋肉で20%消費する(p26) ・AGE:終末糖化産物は、なかなか代謝されずに、長期間体内に留まるのがやっかいな点、赤血球が4か月で入れ替わってもAGEは蓄積されていく(p32) ・AGEの量=血糖値xその持続時間なので、血糖値が正常範囲内でも長く生きるとAGEの量は多くなる(p43) ・インスリンが働く限りにおいては、血糖値は正常に保たれ、筋肉や脂肪細胞もエネルギー不足に陥らない、余分なエネルギーは脂肪細胞に蓄積される(p46) ・人類誕生を1月1日とすると、近代的な生活を始めたのは大晦日の11:50くらいから(p50) ・動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞といった血栓症の病気がおきるのも、私たちが原始時代と同じ血液構成でいるから(p54) ・私たちは長らく飢餓時代を送ってきたので、霜降り肉やトロ、卵等の脂肪、塩分を含んだ食物を美味しいと感じるセンサーが口の中に備わっていて、取り込んだ脂肪はなかなか手放さない仕組みがある(p57) ・鶏肉を同じグラム数だけ食べた場合、AGEを体に取り込む量は、水炊きを1とした場合、焼き鳥は10、北京ダックは20となる、こんがりと焼き色がついているほどAGEが多い(p76) ・食べ物としては、古典的な日本食が一番おすすめ、米は水でたくのできつね色にならない、油いためのチャーハンよりAGEが少ない(p78) ・ファーストフードで一緒に飲むであろう清涼飲料水は、高濃度のフルクトースコーンシロップという糖が使われていうて体内でAGE化を起こしやすい(p82) ・野菜を食べることで、血糖の数値が上がるのを抑えられる(p84) ・チンパンジーに比べて人類の脳が発達した理由の一つは、人間が火で調理することで食事にかける時間が少なくなったから(p95) ・JIS規格において、フルクトースが90%以上のものを「高果糖液糖」50-90%を「果糖ブドウ糖液糖」50以下を「ブドウ糖果糖液糖」と表示している(p105) ・早く食べる癖がついている人は、食事中に何度か箸を置くことを推奨する(p113) ・食べる順番も大事、野菜は必ず先に食べる、これにより糖の吸収が遅くなり血糖値が防げる(p114) ・オクラ、山芋、納豆などのネバネバ系、海藻、こんにゃくは食べ物の腸への移動を遅くさせ、血糖値をあげにくくする(p134) ・人間の皮膚は28日で入れ替わる、身体中の皮膚は28日で全部変わる(p169) 2012年8月5日作成
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人工甘味料は、人を老化させる。ふむ。 人工甘味料が入っていない、たとえば、ハムだのソーセージだの見つけて買うのは、至難の業である。 今まで断片的に知っていたことが、うまく繋がったかんじ。
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[2012.06読み終わり]最近話題の老化物質AGEに関する本。食べ過ぎは良くないという事がよく分かる。ただしAGEに関しては色々な事がまだ研究中なんだという事もよく分かる。
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タイトルに違和感を覚えるものの AGEの勉強にはなる。 最近、インパクトを大事にして 本のタイトルが内容に相応しくないケースがあると思うが この本は逆にタイトルで損している気もするな。
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