姫君の妖事件簿 初恋は三日夜に結ぶ の商品レビュー
完結編。 きっと最後はハッピーエンドになるだろうなとは思いながらも、途中の椿木の悲愴な決意にハラハラドキドキしてしまった。 真弓と柊木の悲しいエピソードにもしんみり。 最終巻にして、今までで一番おもしろかったかも。
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- ネタバレ
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相変わらず全体的に暗い感じのするこのシリーズなんですけど、とうとう最終巻です。 私の苦手な猪突猛進系の椿木ですが、今回も勝手に斎宮に取り憑いた妖を自分の体に付けたり、毒を飲んだり、自分を器として差し出したりと、瑞季のことを思いやってのことだとは思うんですけど、ちょっとは相談とかすればいいのにって思っちゃいました。 一方この巻の瑞季は鬼気迫るものがありました。虫が嫌いなのに、椿木が食べ散らかした蝶を片付けたり、柊木に身体を奪われているのに諦めなかったり、ほんとに椿木のことを愛しているんだなって思いました。 最後は黄泉がえりと蝕をどうするのかなと思っていたら、柊のおかげで蝕は回避。確かに彼女も「榊の乙女」でしたね。 ちょっと内容が暗めでなかなか積読状態で放置してましたけど、無事全部読めてよかったです。
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