まじめな時間(1) の商品レビュー

清家雪子(著者)

2012/10/21

事故で突然死んでしまった女子高生が幽霊となって
成仏するまでの時間を過ごすという話。

死んでからの家族や友達の様子を見て何を考えるのか。
“生”について考えさせらる作品。

今後、彼女がどうするのかきになるところ。

2012/10/16

「死んじゃった」ストーリーというのは特別珍しいわけではないんだけど、復讐だとか復活など強い動悸があるわけじゃないってのが面白い。
　なにか強くやり残したことがあるわけでもないんだけど、かといって死んでおしまいというわけにもいかない程度には執着がある。
　たぶんそういう人の方が多くて、そういう様を描いているのが新鮮だった。

　余談ですが、「死んだらおしまいだぞ！」って説教が昔からありますが、本当に死んだらおしまいなんでしょうかね？

2012/09/27

不慮の事故で死んでしまったいまどき女子高生が、本当に成仏してしまうまでの「ロスタイム」ライフをまじめだけどコミカルに描いていく。とくにヒロインの大人気ない行為には笑ってしまった。死に対してどう対処してよいかわからない友達の描きかたもいい。ヒロインを始めとするロスタイム中の人々は、基本宙に浮いているのだが、俯瞰で描かれる住宅街の風景の描写もいい。

2012/09/11

これは久々のアタリ。

不幸にも事故で死んだ主人公が幽霊になり、

自分が死んだことに納得出来ない

というありがちな話ですが、

これから主人公がどういう行動をとっていくのか非常に気になります。

2012/06/09

テーマはシリアスで重苦しい感じを受けるが、主人公は普通の女子高生で自分が死んだ後の世界を見て受け取る感情もすごく等身大で共感を呼ぶ。だが死んでしまってから気付くなんてある意味残酷な生のロスタイム。“泣ける”とかそんな軽い言葉では表せない良作！

読んでる最中は、割と軽いテンションだったりで何故このタイトルなんだろう？って思ったが、描き下ろしの『フキと花』を読んでしっくりきた。死んだ人に対する私達が向きあうべき事が“まじめな時間”なんだな。

2012/05/24

谷口ジロー推薦だったから読んでみたけど…どのあたりがすごいのがちょっとまだ不明。死んでしまった人間が幽霊になって、霊感の強い人にやりきれなかったことをやってもらう、ってベタじゃなかろうか…

2012/05/24

かぁ～。心に響く。心を打たれる。心が痛む。

これを読んじゃうと、自分の人生を見直さざるを得なくなる。