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女子大生桜川東子の推理 笑う娘道成寺 の商品レビュー

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9件のお客様レビュー

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2016/07/23

歌舞伎作品をモチーフとした奇怪な殺人事件を描いた短編集。 視点はヤクドシトリオ(おっさん3人組)のひとり、探偵の工藤ちゃん。 ボケ担当の2人のツッコミ役(ほとんど心の内で突っ込んでることが多いですが…)でもあります。 探偵役は美人女子大生の東子(はるこ)さん。 彼女の名推理と...

歌舞伎作品をモチーフとした奇怪な殺人事件を描いた短編集。 視点はヤクドシトリオ(おっさん3人組)のひとり、探偵の工藤ちゃん。 ボケ担当の2人のツッコミ役(ほとんど心の内で突っ込んでることが多いですが…)でもあります。 探偵役は美人女子大生の東子(はるこ)さん。 彼女の名推理と、歌舞伎作品を一風変わった視点で見たその別解釈が見どころ。 歌舞伎オタのお姉さん、いるかちゃんの歌舞伎豆知識も見逃せません!! あと、ヤクドシトリオが語る古い俳優さんたちの魅力とか。 (古すぎて、ピンとこないけど……) 歌舞伎入門てな感じで、歌舞伎への興味へも湧き、いい作品でした。 しかしソープ嬢とかストリッパーとか、風俗系の女性が多すぎる。 (元の歌舞伎作品で遊女にあたるキャラだから、しかたないんだけど) 「女殺油地獄」 和菓子のアンソロジーの「空の春告鳥」(坂木司)にも登場した作品。 油屋をめぐる愛憎劇、とは聞いていたけど、こんな話だったのか!と。 油屋=ガソリンスタンド、とはうまい。 「曽根崎心中」 曽根崎の森で心中するから曽根崎心中ね。 で、六本木で心中したら六本木心中、と。(アン・ルイス……) 「白浪五人男」 「知らざぁ言ってきかせやしょう」ってセリフ、この作品だったのか!! このセリフと、スパイが女に変装して潜り込む、という話を、つい最近もどこか別の作品で聞いた気がするのですが、何の話だったかな。歌舞伎について語っているシーンだったのは間違いないんですが……。 「勧進帳」 牛若と弁慶の話だそうです。 勧進(かんじん)って、募金集めのことなのですね。 源義経が皆元、武蔵坊弁慶が武藤慶とは、今回もナイスネーミング。 「忠臣蔵」 忠臣蔵って、2004年頃にテレ朝でドラマ化したのは知ってるんですが、内容はほとんど知らなかったです。 のちに、赤穂浪士の話、吉良と内蔵助の話、実は幕府の関係で実名が禁じられていた、など表面的な知識だけは聞いていましたが……。 忠臣、内蔵助(由良之助)が亡き主君のために吉良へ復讐する話なんですね。 「娘道成寺」 山村美紗作品を扱ったゲームで、ある能楽師が殺される話のときに「道成寺」が出てきて、それで知った話。 そこで道成寺(能)を知り、安珍清姫(伝説)を知り、今回、歌舞伎では「娘道成寺」という作品になることを知りました。 歌舞伎版は、安珍が釣鐘の中で蛇(清姫)に焼き殺されたあとの話もあるのですね。 ってまたストリッパー…。 歌舞伎ってむずかしそう!と思いましたが、読み終わると、歌舞伎観てみたい!と思えるから不思議ですね。 6作品だけじゃなくて、もっと他の作品も見たい。続編とかないのかな。

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2013/08/03

お決まりパターンのミステリを楽しみたいときにはよし。あとお酒好きにもオススメ。これは焼酎うんちくが楽しめる。

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2013/07/17

歌舞伎の演目にかけて、バーの常連がミステリー話で盛り上がる。演目の解釈も斬新で、それと事件をシンクロさせているところがミソ。なかなか楽しめる。

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2012/12/24

すいません、挫折しました。 工藤ちゃんという探偵物語な探偵は居ますが、なんというか、ミステリーではありません。

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2013/08/25

毎週バーに集まる客とマスターの中年3人、ヤクドシトリオ。 昔のネタに盛り上がり、そう云えばと最近の不思議な事件が話題になり、女子大学院生、東子さんの名推理というシリーズ。 日本酒バーだったはずが、ワインになり、本作は焼酎バーに。話題も今回は銀幕のスターってチョッと古い。以前の作で...

毎週バーに集まる客とマスターの中年3人、ヤクドシトリオ。 昔のネタに盛り上がり、そう云えばと最近の不思議な事件が話題になり、女子大学院生、東子さんの名推理というシリーズ。 日本酒バーだったはずが、ワインになり、本作は焼酎バーに。話題も今回は銀幕のスターってチョッと古い。以前の作では中3トリオ辺りからのアイドル論が話題だったから、オジサン3人は50代半ばと思っていたのだが。 前は3人が互いにボケ、話が繋がっているような噛みあわないような面白さがあったが、本作はマスター一人で支離滅裂で頓珍漢さを発揮していて、やや空回り気味。 ショーモ無い会話が半分だし、ミステリは後半のみ。それも歌舞伎に絡めての推理だから、本格であるわけがない。むしろ、歌舞伎の台本に対する疑問、推理の方に重きがある。 でも、それなりに楽しんで読み終えた。まだ、続くかな。

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2012/08/25

東子さんシリーズですが、食傷気味。 近くの本屋さんでは売っていなかったので、 どうしようかと迷っていたところ、 公立図書館にあるとは。鳥取、何気に偏ってないか? 買わなくて良かった・・・。

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2012/08/07

懐かし話が冗長で、しかも面白くない。ミステリーとしても大して面白くない。東子さんのキャラは嫌いじゃないんだけど。

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2012/06/11

まあ普通にミステリーとして面白かったです。 ただ昔の鯨さんなら最後にどんでん返しをしてきそうなのになあ…

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2012/06/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

今回は歌舞伎! 相変わらずの鯨節とも言えるストーリーですが、ちょっと敢えて感がありすぎて飽きてしまうかも。。。 新キャラクター登場も、特にストーリーに深く絡むわけではないので、今後の展開は期待しつつも今作はちょっと期待外れってことで。

Posted byブクログ