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渡航する作家たち の商品レビュー

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2013/01/06

鴎外、漱石からリービ英雄まで17名の作家たちの渡航が作風に与えたものを追求した小論文を集めたような一冊。 作家やその作品を読んでいなければ理解は半減しそう。 もしかしたら、後世に残ってしまう作品にうっかりしたことは書けないのかもしれないと思った。 各作家の思想形成の過渡期の言動...

鴎外、漱石からリービ英雄まで17名の作家たちの渡航が作風に与えたものを追求した小論文を集めたような一冊。 作家やその作品を読んでいなければ理解は半減しそう。 もしかしたら、後世に残ってしまう作品にうっかりしたことは書けないのかもしれないと思った。 各作家の思想形成の過渡期の言動にスポットをあてた点では一読の価値があろう。

Posted byブクログ

2012/08/18
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※このレビューにはネタバレを含みます

神田由美子・高橋龍夫『渡航する作家たち』翰林書房、読了。日本近代文学は洋行と密接な関わりがある。本書は森鴎外から村上春樹、リービ英雄に至る17人の「外国体験」を詳しく検証する。彼らは何を見、何を日本文学にもたらしたのか? 辺境の日本人の中央(欧州)体験(作家の渡航)の意義を示す。

Posted byブクログ