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シレンとラギ(Vol.18) の商品レビュー

4.7

3件のお客様レビュー

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2014/01/27

完璧じゃない。稚拙な脚本だと感じた。 メッセージ部分と投げかけ部分が先行しすぎてて、それまでの道筋が疎かだし、想像で補わねばならない部分が多すぎる。 駄目なところをいくつもあげられても、でも何故か凄く好きだと思った。何故か凄く好きだと思わされたらそれは完敗だと思う。この人はこのホ...

完璧じゃない。稚拙な脚本だと感じた。 メッセージ部分と投げかけ部分が先行しすぎてて、それまでの道筋が疎かだし、想像で補わねばならない部分が多すぎる。 駄目なところをいくつもあげられても、でも何故か凄く好きだと思った。何故か凄く好きだと思わされたらそれは完敗だと思う。この人はこのホンを傑作に仕立て上げる年齢を過ぎてしまった気がする。

Posted byブクログ

2012/09/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

舞台の余韻が 数日経った今でも残っています。 最前列中央部で観劇できた奇跡の舞台でした。 音楽に照明に、 そして出演者の方々を間近で観ることができ、 息つく暇もありませんでした。 夢中であっという間でした。 こちらはその「シレンとラギ」の戯曲本。 セリフとト書きのみです。 全部が蘇ってきました。 物語は 南と北の国の抗争を描いています。 権力や欲望、そして運命に翻弄される、シレンとラギ。 藤原竜也主演の舞台は、 どちらかと言うと深く沈みこむようなものが多いなか、 純真でストレートなラギの愛情表現や求愛にドキドキしちゃいました。 もう、あんなセリフ言われたら・・・・ひゃー。笑 永作博美演じるシレンは可愛すぎでした。 もう可愛すぎて女の私もメロメロです。笑 ただ、そんな二人を抑えて 私の中で圧倒的な存在感だったのは 南の国王であるゴダイを演じる高橋克己さん。 今まで優しい感じの役しか目にする機会がありませんでしたが、 このゴダイは。 人を足蹴りにして、殴りまくって、 国民は椅子だと言い、人間に腰掛ける。 諸刃の剣として、 敵も味方も傷つけるような統治の仕方。 暴力や説教、 圧倒的な力でカリスマ的な存在のゴダイ。 きっと悪役です。 間違いないんです。 だけど、ものすごく魅かれるんです。 そんな南の国王ゴダイを暗殺するために シレンとラギは南の国に向かいます。 かつて一度シレンが手に掛けた男、ゴダイ。 一度暗殺し、 死んだはずだったゴダイが生きていた。 シレンは毒使い。 誰にも気づかれないように 少しずつ少しずつ相手を殺していく。 そのためには、 見せかけではなく本気で相手を愛する。 生きていたゴダイの運命と、 惹かれ始めていくシレンとラギ。 血に染まっている手を握りしめる。 目の前にある存在を信じる。 そこに現実の欲望たちがまとわりついてきます。 もう本当にうっとおしい! 二人を静かな場所に居させてあげたいのに、 まわりがそうはさせません。 ふたりが運命と真実を知った時。 アイはコロシアイ。 愛は殺し合い。 愛し合おう。殺し合おう。 本当にそうなの? それが全てなの? 舞台では、 ところどころコミカルで笑いもあって すごく見ていて飽きません。 戯曲本も手に入れたので DVDも発売されたらぜひ欲しいと思っています。 ただやっぱり、 私のなかではゴダイの一人勝ちです。 最強のまま先をいってしまう。 ずるいよ、ゴダイー! しばらく余韻から抜けられそうにありません。

Posted byブクログ

2012/05/28

舞台一面に広がる鮮やかな赤が、くっきりと目に焼き付いている。 男でも女でもなく親として子としてでもなく、“人として生きる“ということとは何かを強く訴えかけている作品。 【 2012年5月 劇団☆新感線 舞台 鑑賞】

Posted byブクログ