閑吟集 孤心と恋愛の歌謡 の商品レビュー
同じ著者の『梁塵秘抄』と比べて、踏み込んだ解釈をしている印象。『梁塵秘抄』よりも簡潔な『閑吟集』は、筆者曰く歌詞としての「コク」が弱いがゆえに、かえって多様な鑑賞を可能にするのかもしれない。歌の配列も念頭に置いた理解がなされていて、挙句にかけての一連の解釈はとくに印象に残った。
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中世の歌謡集。 取り澄ましておらず、泥臭くて、ちょっと愛嬌があり、いくらか侘びしく、気が利いている。 そういう庶民の歌のあつまり。 筆者の主義として現代語訳はついておらず(解説の中に説明がある歌もあるが)、理解に苦しむ時もあるが、解説本文は読んでいて面白い。
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「何ともなやなう 何ともなやなう 浮世は 風波の 一葉よ」 「何せうぞ くすんで 一期は夢よただ狂へ」
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