震災から語る の商品レビュー
『東浩紀対談集 震災ニッポンはどこへいく』読了。震災後の問題意識は如何に“主体的”に行動を起こすかに尽きる気がする。“主体的”ということは責任を背負うこと。東氏のその態度が、思索の謙虚さと「新日本国憲法ゲンロン草案」を作るまでの行動を両立させている…その一貫性が伝わる対談集。
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ニコ生思想地図の書籍化第1弾。和合さん、津田さん、竹熊さんと対談相手のバランスがいい。特に和合さんとの対談とあとがきは緊迫感がすごい。 サマリ http://bukupe.com/summary/5917
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東浩紀さんの、和合さん、津田さん、竹熊さんとの対談を収めた本。 関わっているメンバーがおもしろそうなので読んでみましたが、特におもしろかったのは和合さんぐらいでした。 津田さんは特に目新しい記述はなく、竹熊さんは話がまとまっていなかったので残念でした。 ただ、大枠として、三つのテ...
東浩紀さんの、和合さん、津田さん、竹熊さんとの対談を収めた本。 関わっているメンバーがおもしろそうなので読んでみましたが、特におもしろかったのは和合さんぐらいでした。 津田さんは特に目新しい記述はなく、竹熊さんは話がまとまっていなかったので残念でした。 ただ、大枠として、三つのテーマのわけ方はわかりやすくていいと思いました。
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竹熊健太郎が目当てで買ったが、津田大介との対談が最も興味深いものだった。震災を通して既存メディアを語っています。思想地図βも読まないと。
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- ネタバレ
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思想地図β2に続き、読了。 東さんのことは、『動物化するポストモダン』で知った。 当時高校3年生で、確かどこかの大学入試問題かZ会の課題で拝読した。 なんでかわからないが、そんなことを思い出しながら読んだ。 3.11以降、ずっと引きずっている違和感がある。 身体は首都圏にありながら、心は地元福島に寄り添っているという二重性からくる違和感。 自分の気持ちが、首都圏の多くの人たちの身振りに対してなんとも言語化しにくい反応をする。 被災地の気持ちは被災地民にしかわからないものだと、悲観的ながら開き直り気味に考えていたが、東さんは違った。 首都圏で生活していながら、これほど被災地の人間(の中でも温度差や格差はあるが、そのうちでも少なくとも私)の気持ちに(それらの温度差と格差を自覚しつつ)寄り添っている。 私は自分の違和感を言語化してもらうという経験を何度も味わった。 本書もその中の一冊。 思想地図β2と併読すべき。 それにしても、福島の出でありながら、経験を言語化できない自分はダメだなと反省するいいきっかけであった。 語り、伝える者のうちの一人になりたいと、ささやかながら感じた。
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