今こそ読みたい新訳武士道 の商品レビュー
武士道で新渡戸稲造が述べていることは、日本人の中には全部とは言わないまでも必ず存在する精神であるが、外国人には全く理解出来ない人もいるであろう。 ただ、時代は変化している。良いところだけを受け継ぎ、変えるべきところは積極的に変えていくことが出来ればと思う。すなわちこれが武士道か。...
武士道で新渡戸稲造が述べていることは、日本人の中には全部とは言わないまでも必ず存在する精神であるが、外国人には全く理解出来ない人もいるであろう。 ただ、時代は変化している。良いところだけを受け継ぎ、変えるべきところは積極的に変えていくことが出来ればと思う。すなわちこれが武士道か。 本書の新訳は文書構成に難あり。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
五千円札の方だと知っている 日本の農業に大変貢献なさったことだって知っている 敬虔なクリスチャンだったということは知っている でも、新渡戸さんの本を読んだことないや・・・ というわけで、読みやすそうなものから手に取りました。 字も大きいですしね、誰に向かって語りかけたかとか、事情の捕捉も分かりやすいです。 たとえ話のヨーロッパの歴史の人物のことも詳しく書いてあるので、外国人に日本人の良さとか、考え方とか、決して異質で怖い民族じゃないんですよというのを伝えたかった、作者の苦労が何となく感じられました。 よって、西洋の騎士道の話もよく出てきます。 厳密に、武士道というより、親世代が武士で、武士というのに憧れとかノスタルジックなものを持っている方が書かれているということですが、でも、本当にこんな生き方をしようと努力している人がいるって、よいよなあーと思います。 実現が難しくても、そうありたいって思えばね、いいんじゃないかと。
Posted by
「武士道」を読み、これが現代という時代でどこまで活かせることができるかと考えると、切腹と仇討のことや女性の生き方についての提唱など、確かに確実に合わないという部分はかなり多い。民主主義と相反する思想も少なくはない。ただ、これを全て盲目的に支持するのではなく、自分の信念に合致した部...
「武士道」を読み、これが現代という時代でどこまで活かせることができるかと考えると、切腹と仇討のことや女性の生き方についての提唱など、確かに確実に合わないという部分はかなり多い。民主主義と相反する思想も少なくはない。ただ、これを全て盲目的に支持するのではなく、自分の信念に合致した部分から学び、生き方や考え方を形成し、それを伝えていかねばならないんじゃないか。 民主主義の現代日本には確かに封建的階級はない。武士道が忌み嫌う経済的階級ならあるのだろうが、階層の上下なんかこの際考えず、ワタシたち日本人は全てが武士道を生んだ先人と考えて、自らの立場に合うものを考え、行動していけばいいのではないか。政府の動きやいじめ問題、近隣国とのトラブルなどこの世の中にはいろいろ憂慮すべきことはあるけど、それにいちいちあれこれ言って、思考停止なんかに陥っている場合じゃないよ。
Posted by
- 1