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師弟 の商品レビュー

3.9

8件のお客様レビュー

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2024/07/16

落語は好きなので 寄席(落語)には よく通っている 漫才には 全く疎く 知らずと知られた人しか わからない ただ この著者の オール阪神、巨人さんのことは なんとなく お名前だけは… である この本も 何年も前に購入して 積ん読状態だったのだが ひょいと 手にしてページを繰り始...

落語は好きなので 寄席(落語)には よく通っている 漫才には 全く疎く 知らずと知られた人しか わからない ただ この著者の オール阪神、巨人さんのことは なんとなく お名前だけは… である この本も 何年も前に購入して 積ん読状態だったのだが ひょいと 手にしてページを繰り始めると いゃあ これが 面白い 弟子(オール巨人さん)が師匠(岡八郎さん)を 語っておられるのですが その師匠を語っておられる 巨人さんの語り口に 人はいかに生くべきか、 師弟の絆とはいかなるものであるのか、 その当時の世相、 それらのものが 自ずと 浮かび上がってくる 私にとっては その時代の演芸史として 興味深く 読ませてもらえました

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2021/01/10

オール巨人氏の師匠が岡八郎氏というのは知らなかったので興味深かったです。わずか一年ほどの通い弟子の経験から「この人のためなら死ねる」とまで思うことができるのは、岡八郎氏が凄いのか、オール巨人氏が凄いのか。 でもそういう師と思える/弟子と思える他人との出会いがあるのはうらやましく...

オール巨人氏の師匠が岡八郎氏というのは知らなかったので興味深かったです。わずか一年ほどの通い弟子の経験から「この人のためなら死ねる」とまで思うことができるのは、岡八郎氏が凄いのか、オール巨人氏が凄いのか。 でもそういう師と思える/弟子と思える他人との出会いがあるのはうらやましくもあります。 世代を超えた信頼する/される、頼りにする/されるの関係は、令和の時代はどうなっていくのかな、などと考えながら読みました。 とても面白かったです。

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2016/01/23

この人のためなら死ねるという師匠に出会いたい。 アルコールで壊れていく師匠を見捨てられず、悲しみながらも怒る、師匠のためなら自分が嫌われ者になってもいい、なんかほんとの師弟愛(人間愛)だな。

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2014/06/02

オール阪神・巨人の巨人こと南出繁さんが、自らの師匠である岡八郎氏との師弟関係が、愛情あふれる言葉で綴られている。 テレビの漫才で見る巨人さんて、こんなにもまじめな人だったんだと感心させられt。

Posted byブクログ

2013/03/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

オール巨人の岡八郎師匠への惜別の情がその出会いから別れまでの歩みの中で語られる。本当に人生において人との相性、出会いなど、運ももちろんあるが、ひとつひとつ大切にしたいと思った。

Posted byブクログ

2012/09/16

巨人の師匠である岡八朗(元々八郎)の思い出話、と言いつつ、師匠に対する思いを含めて巨人がやってきたことがメインになっている感じ。それが鼻に付く時もあるが、それも特に不快にならない。師弟とは何か、の原型が感じられる。

Posted byブクログ

2012/07/02

オール巨人(オール阪神・巨人の大きい方です、念のため)はデビュー前に阪神が高校を卒業するのを待つ間の約一年弱、当時の吉本新喜劇座長の岡八郎を師匠として付き人をすることとなった。元々漫才師として阪神と組むことが決まっていたのだが、吉本で芸人となるには誰かの弟子にならなければならない...

オール巨人(オール阪神・巨人の大きい方です、念のため)はデビュー前に阪神が高校を卒業するのを待つ間の約一年弱、当時の吉本新喜劇座長の岡八郎を師匠として付き人をすることとなった。元々漫才師として阪神と組むことが決まっていたのだが、吉本で芸人となるには誰かの弟子にならなければならないという当時の決まりごとから、丁度付け人が居なかった岡八郎ところへ弟子入りすることになったという。 そんな岡八郎とオール巨人の二人の物語で、「師匠のためなら死ねる」と言うのが本書の帯の謳い文句。と、言うと理不尽な言動と修行の辛さで数々の逸話を持つ立川談志とその弟子たちのような関係を想像するのが当然と思うが、実際に読むとこれが大違い。 岡八郎も真面目であるしオール巨人もまた輪をかけて真面目で、しかも芸人になる前には実家の卵卸の商売を継ぐ前提で仕事をしていたという常識人なので何事にもソツなくこなす器用さを持ち合わせている。つまり弟子として過ごした期間に腹を捩じらせ笑うような逸話は何処にも出て来ないのでやや期待を裏切る。 弟子入りの経緯は別として一端弟子として師匠と定めた人間に対しては飽くまでも師匠に仕え、尽くすことが人間としての本筋であろうというのが巨人の言い分。勿論、二人の波長があったというのもあるのだろうが、その誠実さがあればこそ後年、酒で身体を壊してしまう師匠に酒を止めろと諌言することも厭わないし、周囲が見放しても最後まで側に寄り添い遂げるという行動に繋がっていくのだろう。 あの「ホー、ホケキョ」ののりおも彼自身の著作からは「意外に常識人」ということが伺えたのだが、ここにもまた一人の偉大なる常識人が吉本に居るということが本書を読んでの発見だ。

Posted byブクログ

2012/06/28

ガチンコのインパクトが強くて、怖い人のイメージの巨人さん。そのガチンコも、絶対やらせをしないという条件でそれが破られてスタッフに怒る巨人さんだったそうで、個人的にはそのガチンコが見たかった。 仲の良かった紳助、勉強熱心で目標とする芸人の面白さを折れ線グラフにして部屋に貼るという驚...

ガチンコのインパクトが強くて、怖い人のイメージの巨人さん。そのガチンコも、絶対やらせをしないという条件でそれが破られてスタッフに怒る巨人さんだったそうで、個人的にはそのガチンコが見たかった。 仲の良かった紳助、勉強熱心で目標とする芸人の面白さを折れ線グラフにして部屋に貼るという驚異の努力や、同じく仲良しさんまのおした好み焼きをめぐる仲良し故の喧嘩など、大御所の世界が読、立派な方めるところが良い。 自分が弟子を取る立場になっての、人に対しての厳しさ、優しさを書いている箇所はちょっと感動。巨人さん、素敵です!

Posted byブクログ