ママが遺したいのちのレシピ の商品レビュー
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「何もしなくてもいい。あなたが、そこにいるだけでいいのです。」 お母様のはなちゃんや旦那様へのたくさんの思いの詰まった言葉の数々に涙ぐんでしまった。 一緒の時間を過ごせているだけで何にも代えがたい宝物なんだというメッセージが込められた1冊でした。
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「食が体をつくるのだ。食が命をつくるのだ。」 乳がんとなった千恵さんが娘のはなちゃんにみそ汁の作り方を教える。昆布と削り節で出汁をとる。玄米ご飯をたく。「食べることは生きること」を身をもって教えこむ。そして食でさまざまな人とつながっていく。そんな千恵さんの姿がとても素敵だが、その母の思いを受け止め、みそ汁をけなげに作るはなちゃんに、心を動かされた。 今まで自分が生きていて気づかなかったこと、当たり前だけど、とても大切なことに気づかされた。まさに目から鱗だった。
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とある小学校の授業で使われている、という記事を目にしたことをきっかけに手にした一冊。 著者は、生きていたら、私と同じ年である、女性。 冒頭、母の力強い言葉で始まる。 後ろを振り返る時間が惜しい。 前を向いているほうがいい。 道に迷った時は 自分の情熱が向く方に 進むことにしている。 「前へ」と名付けられた、この詩に 思うのだ。 ああ、もし、私が前に向かうとしたら とことんまでに、細部にまで宿るいのちの力を 発揮して生きたい (だから、インターネットにつながる時間は いちにちのうち、ほんの、10分でいい) 伝達や共有という大事な仕事を 現代のひとたちは、ネットに随分 「おまかせ」だったり「お世話になったり」している。 それでうっかり、何時間という時間を 私はそのチカチカした世界に投入してしまうのだが 細胞のことを思うと それはおかしな生き方だ、 時間を取り戻せ、取り戻すのだ、と思う。 これからは、オフラインで書き込んで アップするときだけ、パソコンをたちあげてみようか。 あの、へんてこりんな、スクリーンから発せられる 白い光にすっかり、慣れてしまうのを、終わりにして。 (ほんとうは電源をいれたりもせず うつくしい筆跡で、書き心地のよい紙に 記していくのがよい。まちがいなく、それがいい) 時代は「前に」進んでいるようで ひとの意思のたてる鼓動の響き あたたかさのおとに もっともっとしっかりつながって生きることだと 思った、昨日の帰り道。 いのちのバトンに もっともっと、意識を向けたいと 感じるきもちと響きあった一冊。
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お母さんがいなくても、ひたむきに前を見て、生きるはなちゃんの姿に感動。大事なのは、テストで良い点数をとることじゃない。自分の力で生きること。
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