さびしがり屋の死体 の商品レビュー
「さびしがり屋の死体」 死んだはずの人間が行なった犯行。 直接手を下してなくとも、意図して行なったのであれば殺人犯にかわりはないのではないだろうか。 「長き眠りの果てに」 彼女だけが知る事件の真相。 身内の誰か一人でも彼の本性に気がついていて、少しでも考え方が違えばこの惨状は起...
「さびしがり屋の死体」 死んだはずの人間が行なった犯行。 直接手を下してなくとも、意図して行なったのであれば殺人犯にかわりはないのではないだろうか。 「長き眠りの果てに」 彼女だけが知る事件の真相。 身内の誰か一人でも彼の本性に気がついていて、少しでも考え方が違えばこの惨状は起きなかったのかもしれないな…。 「死が二人を分かつまで」 彼が彼女を追っていた本当の理由。 殺されそうになっても縁を切らなかった彼女は、あんな彼でも本当に愛していたのだな…。 「できごと」 寝込んでいた彼女を襲った犯人。 いくら大事な時期とはいえ、当事者達に何も聞かず憶測のみで話し合いを進めていい内容ではないのではないだろうか。 「三人家族のための殺人学」 確実に依頼を遂行したはずが。 彼女は自分の両親の事をどこまで知っていて、どれだけ役者を演じ続けていたのだろう…。
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初期のミステリ短編集。全5編。 -「できごと」1980.6月 修学旅行の自由行動日の暴行。 この作品の旨味は、犯人当てではなく、容疑者4人の親達のエゴ剥き出しの言動だ。東野圭吾の「レイクサイド」よりも好みの作風だった。
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