チャイとミーミー の商品レビュー

谷村志穂【著】

2022/12/01

猫達と生活する様子や、その間の人生が語られる
どちらかというと動物を飼う方の資質を問われるような要素も包み隠さず、ありのまままに展開されていく
昔の恋愛話といった事柄も語られるので、エッセイというより私小説のようだ
丁寧に心境の変化を、慌てず語られていく点は気に入った
小説としての作品も読んでみたいと思った

2019/02/02

この作者が私は本当に好きではなくて、終始苛つきっぱなしであった。
この家に来た猫のことも気の毒だとも思った。
けれど、猫はいつも優しいから どんな人のそばにもいるし この人のためにこそ来たのだろう 猫はみんな優しい

2015/05/22

独身の著者が最初の猫である、チャイと出会い、家族になっていく様子が描かれている。
読み進めて行くに連れて、1人に一匹が増え、２人、３人となり、そして２匹となり、家族になっていく様子が描かれている。
娘が産まれ、成長していく中での猫との関わり方は、今後自分が子育てをしていく上で非常に参考になり、理想となった。

著者の猫に対する愛情が深くなっていくのも魅力的。

2015/03/19

二匹の猫との出逢いと暮らし。
猫に興味がないばかりか、苦手意識すらあった筆者が
ある日衝動に駆られて猫を飼い始める。
手に取ったときから半ば読み進めるまで
歌手の谷村有美さんと混同しており
なんか違うなーと（まぬけ）。

【図書館・初読・3/19読了】

2012/07/19

飼っている猫について、の出会いとそれからと、家族が増えた時と今と。
猫に興味がある人には、なるほど、という所があるかも知れません。
もしくは著者が好きな人？

これから猫を飼おう、としている人にもいいかもしれません。
猫は気まぐれだけれど甘えっ子、と思っている人は
固定観念を覆されるかもしれません。
これほどまでに人見知りをする猫を、大人になる猫を知りません。
人間も十人十色といいますが、まさにその状態。

しかし、逃げるのが上手だとは思っていましたが
これほどまでに隠れるのが上手とは思ってもみませんでした。

2012/05/10

不器用に生きる女のもとにやって来た、人見知りのねこ、チャイ。

チャイに迷惑ばかり掛けてしまった為に、ある時にはまるで母親のように教育されてしまう著者。時に（もちろん爪は隠して）スパパパパンと平手打ちされることも。それを真摯に受け止め、反省する著者がかわいい。

「うちの子かわいいでしょ！」とは決して言わないのだけど、「愛しくてたまらない」という想いはひしひしと伝わってくるので、負けじとウチのねこを抱きしめてしまった。