ゴキブリはなぜ絶滅しないのか の商品レビュー
何故絶滅しないかは、都市化のため適地になってるから? 明確には語られない。 殺虫剤など、駆除や防虫の話。 誤字が残念だが、あまり触れることのない世界ゆえ興味深かった。 根絶の最終兵器が実は登場したらしい。 詳細は書籍で。
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驚くべきことにゴキブリの多い家から来院する喘息患者の70%がゴキブリアレルギーによるものという。本国においても小児喘息患者の3人1人がゴキブリに対するアレルギー体質であることが立証されている。単に気持ち悪いだけでは済まされない実に忌々しい新たなステージに突入しようとしている。本書...
驚くべきことにゴキブリの多い家から来院する喘息患者の70%がゴキブリアレルギーによるものという。本国においても小児喘息患者の3人1人がゴキブリに対するアレルギー体質であることが立証されている。単に気持ち悪いだけでは済まされない実に忌々しい新たなステージに突入しようとしている。本書では虫殺しのテクニックから殺虫剤の進歩と限界、ゴキブリとの駆け引きの歴史など、ゴキブリというものを徹底解明している。絶滅はあり得ないという事実はあまりに重い。
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「本書では、ゴキブリを殺さなければいけない理由を見いだせないまま、“ゴキブリと戦う”というスタンスで、殺しのテクニックを研究、開発してきた著者の視点で話を進める」「そんな見方もあるのかと納得していただければ、著者として幸いである」との言葉のとおり、本書はあまりにも独特な視点で紡...
「本書では、ゴキブリを殺さなければいけない理由を見いだせないまま、“ゴキブリと戦う”というスタンスで、殺しのテクニックを研究、開発してきた著者の視点で話を進める」「そんな見方もあるのかと納得していただければ、著者として幸いである」との言葉のとおり、本書はあまりにも独特な視点で紡がれていく。 その意味でいえば、正直な話、この本は僕が望むような内容はほとんど書かれていなかった。どちらかと言えば、「虫殺し」の業界分析のような内容に特化しており、「ゴキブリとは」という部分にはほとんど触れられていない。曰く、そのような内容は「既に多くの書籍で述べられているので、それは割愛する」とのことだ。 さて、しかし興味深い本でもあった。「虫殺し」の業界など、おそらく僕は一生深い付き合いをすることはないだろう。だから、想像もできないほどの、いや想像もしない世界である。 だが、「虫殺し」の業界も、大きな視野で見れば、当たり前だが僕と同じ世界にある業界であった。すなわち、「虫殺し」の業界の変遷もまた、よく語られる社会の変遷と相似にあるのだ。なによりも興味深かったのは、「虫殺し」の業界もまた、閉塞感を感じているようだということだ。近年ことに、さまざまなところから「閉塞感」という言葉を耳にする気がするのだ。 そういえば、ホラー作品に触れると、それを堪能したあとにはドキドキ感が残る。今、背後には「奴」がいるんじゃないか……というドキドキである。本書を読んだあとにも、ドキドキ感があった。そう。今、背後に「奴」がいるんじゃないか……というドキドキである。 【目次】 はじめに 1章 日本列島ビルムシ・ライン 2章 虫殺し屋の誕生 3章 虫殺しのテクニック 4章 殺虫剤のすべて 5章 ゴキブリとの駆け引き 6章 虫殺しの昭和史 おわりに 資料1 「衛生害虫防除薬剤の変遷と施用技術の進歩」 資料2 「むし物語―ゴキブリとの三〇年戦争」 参考文献 索引
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まずタイトルの「なぜ」には答えていません。 もの凄い勢いで斜めに読みましたが、ゴキブリの歴史やらゴキブリ駆除の歴史などが語られているものの、絶滅しない理由は述べられていないし、決定的なゴキブリ駆除決戦兵器のようなものが紹介されているわけでもない。最後のほうで控えめに「置き去り法」...
まずタイトルの「なぜ」には答えていません。 もの凄い勢いで斜めに読みましたが、ゴキブリの歴史やらゴキブリ駆除の歴史などが語られているものの、絶滅しない理由は述べられていないし、決定的なゴキブリ駆除決戦兵器のようなものが紹介されているわけでもない。最後のほうで控えめに「置き去り法」「ウィズ(自動駆除機)」が重きをなすであろう、と示唆するレベル。決定的な駆除方法がない=絶滅しない、って論かもしれないけど、ちょっとそれはないでしょう。ないない。 残念なことこのうえない。写真やイラスト付きの本書を我慢して読んだってのに。 しかし、駆除ロボット「ウィズ」なんていうからついつい「一撃殺虫!○イ○イさん」なんて某漫画とかを思い出してしまったわ。
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