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試験勉強という名の知的冒険 の商品レビュー

4.2

16件のお客様レビュー

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2012/08/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

問題を解くために、大学受験を中心としながら、受験や資格試験で伸び悩む人が対象。 この本で書かれていることは大きく2つ、 ・問題には「手がかり」と「雑音」があり  「雑音」をうまく排除しつつ「手がかり」を得ながら  問題を解く。 ・そのためには問題を解くための知識と観察力(判断力)が必要。 そんなことが書かれています。 学生時代、問題を何とか読めても問題を解けなかった当時の自分に 「お前らそんなこともわからないのか~、  うふふ、じゃあちゃんと教えるからよく聞いてね」 とスパイスもありつつやさしい先生の授業を思い出しました。 私個人的には先生方に特に読んでもらいたい。 なぜならこの本にも少し触れられているが、 先生の悪い影響を受けてしまって勉強が嫌いになってしまった 子供が現実問題いるからです。 是非この本を多くの人々に読んでもらって 問題を解くとはどういうことか一人ひとりが考えるいいきっかけに なってもらいたいです。

Posted byブクログ

2012/07/11

今になって経済学やら有機化学やらといった類の本を、門外漢の私が読んで、むしろすらすらと理解できるのはなるほど、そういうことだったのかと納得した。 きちんとした日本語で書かれていたので非常に読みやすかった。

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2012/07/08

限られた材料の中から、手がかりを探しだして正解を導くという作業は試験ではもちろんのこと、社会全般の中に存在し、ビジネスでも役に立つかなと思い、購入。 13年前津田沼の代ゼミで著者の授業を受けていたが、その頃の授業同様、緻密で精巧な論理を使って、知識に頼るのではない解答法は電光石...

限られた材料の中から、手がかりを探しだして正解を導くという作業は試験ではもちろんのこと、社会全般の中に存在し、ビジネスでも役に立つかなと思い、購入。 13年前津田沼の代ゼミで著者の授業を受けていたが、その頃の授業同様、緻密で精巧な論理を使って、知識に頼るのではない解答法は電光石火の如く鋭かった。 また、ご子息が大学1年生ということで、当時は聞けなかった父親としての教育論も、同じく父親となる自分には鋭く響いた。

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2012/05/28

著者の本を詠むのは初。 (当然,授業を受けたことはない。) まず,タイトルからしてワクワクするとゆー。笑 そして,著者の教育観が語られる。 内容は,期待していた通り。 試験勉強・受験勉強は,知識の詰め込みではない。 それは答えのある世界ではあるものの, これから先,社会に出...

著者の本を詠むのは初。 (当然,授業を受けたことはない。) まず,タイトルからしてワクワクするとゆー。笑 そして,著者の教育観が語られる。 内容は,期待していた通り。 試験勉強・受験勉強は,知識の詰め込みではない。 それは答えのある世界ではあるものの, これから先,社会に出て未知を読み解くことを続ける前の訓練だと考えれば, 大学受験が大人になるための通過儀礼だということにも納得がいく。 私自身,大学受験までの勉強では 知識の詰め込みをしてきた部分もある。 だからこそ,これから世の中に出ていく中高生たちには, 勉強を通じて努力をすることを,未知を読み解くことを,知ってほしい。 私は塾講師のはしくれとして,そのことを追求していく。 ※もちろん,世の中のみんなが大学受験をしなくては,て,ことではない。 大学に行かなければ,一般的に社会に出るのが早くなり, 年齢が低い分,より苦しみながらも, 大学時代を子どものままで過ごすよりも若い内に大人になるから。 ちなみに,メインの内容(問題とは/勉強法とは)は 著者の専門である英語の話題を例に上げて進むことが多い。

Posted byブクログ

2012/09/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

≪目次≫ はしがき  問題を解くということ 第1部 問題はどのようにできているのか  第1章  問題は野原に咲いている花ではない  第2章  雑音の正体 第2部 有効かつ有意義な勉強法  第1章  試験準備に向けた勉強のあり方  第2章  どのような知識を手に入れるべきか  第3章  観察力とは何か、いかに手に入れるか  第4章  得点力の鍵「判断力」 ≪内容≫ 代々木ゼミナール英語講師の入試擁護論(?)というべきものか。そういう意味で和田秀樹の諸著書と同類かもしれない。 ただ、和田氏と違い、観念論ではなく実践論で埋め尽くされているのがミソ。 英語の例が多いが、実際の入試問題を挙げて、出題者の意図を読み取り(まさに解き方のテクニックなのだが)、「知識」から「知恵」へと変換させた勉強の成果を活かして(観察力や判断力という言葉を使っている)、解いていけば、入試のヤマは越えて行ける。そして、そのテクニックは大学入試のためだけでなく、人生においても使えるものだ(これはサラっとしか書いてないが)、と説いている。 私的には、思っていたことを和田氏とは違った視点で表現され、まさに腑に落ちた思いで読んだ。ただ、皮肉な口調は読者を選ぶかもしれない…

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2012/04/19

超有名予備校講師の教育論(?) 偶然か、自分と思想が同じことにビックリ。 「指示待ち」であったり「与えられたものをこなす」生徒が多いことを自分自身も実感している。こういう思想をしっかりと伝えていくことは大事なのだなと改めて感じた。「自分で考えて動ける人間」を育てていきたい。

Posted byブクログ