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同一性の謎 の商品レビュー

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2012/09/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ルジャンドルはフランスの法制史家でローマ法や教会カノン法あたりが専門らしい。また、精神分析家でもある。この二つの専門から、「ドグマ人類学」を提唱している。この本は大学1年生むけの講演で、「主体性の謎」について語っているが、要するに西洋文明を形成している自分ではみえない印、「向こう傷」について論じたものである。西欧はキリスト教社会だと考えられているが、そこに根深くローマ法の影響があり、現代のマネージメントやテクノロジーの発想の多くもローマ法の契約概念や、その中世的な発展に負うているという内容である。グローバリズムは理性の帰結ではなく、西欧文明の烙印を押されており、ローカルの押し売りであることが分かる。講演であるから、実例はすくなく今一つピンと来ない。

Posted byブクログ

2012/05/20

ボルヘス飽きたー、と思ってこの本を手に取って数ページでボルヘスの名前を見つけたときのボルヘス的迷宮に迷い込んだ目眩。 読むには早かったかもしれないけど収穫はあったので良しとしましょう。

Posted byブクログ