ビミョーな子どもたち の商品レビュー
p.194 他人の悩みを聞くという仕事に従事する者にとって、専門的な知識や経験が豊富であることや、その分野で、権威があるといったことは必ずしも必要ではないようである。とにかく相手の話をさえぎることなく真剣な態度で聞いて、自分がこれまでに身につけた知識や経験を総動員し、なんとか相手...
p.194 他人の悩みを聞くという仕事に従事する者にとって、専門的な知識や経験が豊富であることや、その分野で、権威があるといったことは必ずしも必要ではないようである。とにかく相手の話をさえぎることなく真剣な態度で聞いて、自分がこれまでに身につけた知識や経験を総動員し、なんとか相手のために尽くそうとする真摯な姿勢が最も大切なことではないかと思う。
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思春期外来の医師が、通院してくる子どもたちとふれあう中で感じたことを書いています。 この分野の本は、「こうすれば良くなる」みたいな内容のものが多いですが、この本はまったく違います。 武井先生の人柄がそのまま伝わってくる文章で、専門家でもわからない心の問題を、わかりやすく紹介して...
思春期外来の医師が、通院してくる子どもたちとふれあう中で感じたことを書いています。 この分野の本は、「こうすれば良くなる」みたいな内容のものが多いですが、この本はまったく違います。 武井先生の人柄がそのまま伝わってくる文章で、専門家でもわからない心の問題を、わかりやすく紹介してくれています。
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武井明 (著) 20年にわたり総合病院精神科で思春期外来を開いてきた著者が、外来の四季を通じてイマドキの子どもたちと親が抱える問題を描き出す。「べつに」「ふつー」「ビミョー」な子どもたちとの向き合い方を語る。
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思春期の子どもたちについて、精神科の立場から語られている一冊。 髪についての部分が、特に印象に残りました。 いろんな可能性を、ふくらみをもって紹介して下さっていて、こんな視点を持っている先生に話をきいていただけたら、心がほんわりと解けて楽になっていくだろうな、と思いました。 ...
思春期の子どもたちについて、精神科の立場から語られている一冊。 髪についての部分が、特に印象に残りました。 いろんな可能性を、ふくらみをもって紹介して下さっていて、こんな視点を持っている先生に話をきいていただけたら、心がほんわりと解けて楽になっていくだろうな、と思いました。 先生のお人柄かと思うのですが、読んでいるのに、語りかけられているような雰囲気を感じる本でした。 これからも繰り返し手に取り、参考にさせていただきたい一冊です。
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