日の丸ロケッツ の商品レビュー
「はやぶさ」の苦闘の末の帰還後、これまでに増して世間の注目を浴びている日本の宇宙開発。 本書は、この日本の宇宙開発をその歴史からひも解き、読者に分かり易く解説している解説本です。 全5章と巻末の特別編からなり、それぞれ 1章:日本の宇宙開発黎明期 第2次大戦敗戦後、糸川教授...
「はやぶさ」の苦闘の末の帰還後、これまでに増して世間の注目を浴びている日本の宇宙開発。 本書は、この日本の宇宙開発をその歴史からひも解き、読者に分かり易く解説している解説本です。 全5章と巻末の特別編からなり、それぞれ 1章:日本の宇宙開発黎明期 第2次大戦敗戦後、糸川教授を中心に行われた日本の固体燃料ロケット開発を解説 2章:国産ロケット誕生の歴史 アメリカから導入された技術利用を進めるNASDAの発足と(糸川教授の流れを組む)宇宙航空研究所との2元化、それぞれが進めたロケットや人工衛星開発を解説 3章:世界に類を見ない日本の月探査 月探査衛星「かぐや」について解説 4章:世界初へのチャレンジ 「はやぶさ」について解説 5章:夢はてぬ未来の宇宙開発 金星探査機「あかつき」、宇宙ヨット「イカロス」、「はやぶさ2」、X線天文衛星「アストロH」、「かぐや2」、水循環変動観測衛星「しずく」、赤外線天文衛星「SPICA」について紹介 特別編:日本人宇宙飛行士の歩み 日本の歴代宇宙飛行士の紹介 となっています。 (印刷の関係上なのか)白黒ではありますが、本文中に写真が多数差し込まれており、日本の宇宙開発がどの様なものかイメージしやすい内容となっています。 また、解説文も分かり易く、文字間の空白も比較的大きめにとってある為、読書はあまりしないと言う方でも気軽にお読みになれるのではないかと思います。 日本宇宙開発がその出発点から最新の開発までまとめられた一冊。 半日もあれば十分読みこなせるかと思いますので、休みの日の気軽な読書にでも如何でしょうか?
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